国立大学協会(JANU)は2026年4月30日、国立大学に関する現状をまとめたデータ集「国立大学法人 基礎資料集」を公開した。全国85の国立大学について、学生数、入試、進路、研究実績、財務状況など、基礎情報から運営面まで多角的に分析した資料集になっている。
「国立大学法人 基礎資料集」は、国立大学に関する膨大な統計データを網羅的にまとめた資料。国立大学協会が毎年発行しており、2025年度版からはデータ版のみの発行となった。掲載データには、「学校基本調査(文部科学省)」などの政府統計や、「大学基本情報(大学改革支援・学位授与機構)」、国立大学協会が独自に収集したデータを活用し、再集計やグラフ化を行ったものが含まれる。
2025年度版では、「1.国立大学の概要」「2.学生」「3.教職員」「4.入試」「5.教育」「6.学生の進路」「7.研究」「8.産学連携」「9.国際」「10.大学ランキング」「11.社会貢献」「12.財政」「13.附属病院」「14.施設」の14項目を掲載している。
このうち「2.学生」では、入学者の出身高校所在地のほか、年間の学費や生活費の平均、奨学金の受給割合など、家計負担や支援体制を考えるうえで参考となるデータを紹介。「6.学生の進路」では、学部・修士・博士・専門職学位課程ごとの就職率や進学率、職業別・産業別の就職者数、資格・試験合格状況、教育学部などの教員養成課程における正規採用率など、進路指導やキャリア設計に役立つデータを紹介している。
また「10.大学ランキング」では、英国のQS(Quacquarelli Symonds)やTHE(Times Higher Education)などの大学ランキングを取り上げ、200位以内に入った日本の大学を掲載。このほかの項目では、研究実績や産学連携、財務状況、施設の老朽化といった運営面の詳細な指標、さらには社会人向けの体系的リカレント教育プログラムの実施状況なども紹介しており、日本の国立大学の現状を多角的に把握できる内容となっている。
同資料集は、国立大学協会のWebサイトで公開。2017年以降のバックナンバーも閲覧できる。










