教育業界ニュース

チエルと鎌倉女子大学、包括連携協定…教育DXで未来の教室づくりへ

 チエルと鎌倉女子大学は2026年4月9日、「教育DXによる未来の教室づくりに関する連携」を目的とした包括連携協定を締結した。鎌倉女子大学大船キャンパスで締結式が執り行われた。鎌倉女子大学の全学的な教育DXによる未来の教室づくりに向けた実証を開始する。

教育行政 その他
包括連携に関する協定の締結式
  • 包括連携に関する協定の締結式

 チエルと鎌倉女子大学は2026年4月9日、「教育DXによる未来の教室づくりに関する連携」を目的とした包括連携協定を締結した。鎌倉女子大学大船キャンパスで締結式が執り行われた。鎌倉女子大学の全学的な教育DXによる未来の教室づくりに向けた実証を開始する。

 鎌倉女子大学は2026年4月に「教育メディアクリエーション学環」を開設したほか、併設する中等部・高等部においては男女共学化にともない、校名を「鎌倉国際文理中学校・高等学校」に変更した。さらに2029年4月には、大学および短期大学部において「鎌倉大学」(仮称)への名称変更を予定している。

 チエルは同大学の新学環における連携協力企業として支援を開始していたが、学校法人の全学的な教育DXを推進したいという鎌倉女子大学の意向を受け、今回の包括連携協定の締結に至った。協定は、両者が相互の資源および知見を活用し、教育DXの推進、学習環境の充実および人材育成に関する取組みを推進することにより、教育の発展および社会への貢献に寄与することを目的としている。

 協定では、「チエルが有するICTに関する知見および製品・サービスなどを活用した教育・学習環境の整備および教育DXの推進」「教育分野におけるICT活用に関する研究、実証および教育活動」「学生のキャリア形成支援(インターンシップ、企業見学など)」「教育DXに関する成果の共有および情報発信」に関する4項目について連携・協力する。

 4月9日に鎌倉女子大学大船キャンパスにて行われた締結式には、鎌倉女子大学の福井一光理事長、チエルの川居睦代表取締役らが出席し、協定書に調印した。福井氏は「4月から大学において『教育メディアクリエーション学環』がスタートした。教育・ICT・メディア表現を融合した実践的な学びを通して、これからの学びのあり方をデザインできる人材の育成を目指している。また同時期に、併設する中等部・高等部において男女共学化を行い、国際教養と総合文理のコースを設けて英語教育に力を入れている。これからも特徴ある教育を推進していきたい」と述べた。

 川居氏は「協定に基づき、教員の皆様が日々の教育活動の中で直面されている課題などを伺いながら、チエルのリソースを最大限に活用し、英語教育分野やネットワーク分野などにおける課題解決支援を行うとともに、チエルでのインターンシップなどを通じた人材育成にも貢献していきたい」と話した。

 今後は、協定に基づく実証の1つとして、鎌倉国際文理中学校・高等学校において、教育環境の高度化に資するネットワーク環境の安定性および安全性の向上に向けた取組みを進める。具体的には、ネットワークの負荷状況や稼働状況を把握・分析し、安定したICT環境の整備を図ることで、教育活動が円滑に進むよう支援するとともに、現場の教員の利便性向上を目指す。

 また、鎌倉女子大学の全学的な教育DXの推進に関する幅広い取組みの提案を通じて、教員が子供たちと向き合う時間を確保するための課題の解決、各種基盤の適切な整備など、教育DXと未来の教室づくりを推進するとしている。

 チエルは1997年に設立された教育市場に特化したICT専業メーカー。フルデジタルCALLシステムをはじめ、BYOD対応授業支援システムやクラウド型教材配信サービスなど、学校教育現場のニーズに即した製品の開発・提供を行っている。

《風巻塔子》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top