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旺文社、大学向け「新CEFR対照表」公表

 旺文社教育情報センターは2026年4月8日、大学向け「新CEFR対照表」の最新版を公表した。新設級の開始やCBT試験の終了など、英語外部検定の変更点を反映している。留意事項については、解説編に詳しくまとめている。

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 旺文社教育情報センターは2026年4月8日、大学向け「新CEFR対照表」の最新版を公表した。新設級の開始やCBT試験の終了など、英語外部検定の変更点を反映している。留意事項については、解説編に詳しくまとめている。

 CEFR対照表は、大学が入試で英語外部検定を利用する際、スコアを横並びに比較検討するのに欠かせない指標。文部科学省が2018年3月に発表してから時間が経っており、旺文社教育情報センターでは2024年から独自に「新CEFR対照表」を作成。今回、2026年4月版として最新版を公表した。

 2026年4月版「新CEFR対照表」には、英検協会が2025年度に新設した「準2級プラス」も記載。英検2級と準2級の間に重なる形で、準2級プラスは英検CSEスコア1829、スコアの範囲は1550~1949と設定している。解説編では、英検取得級に応じて段階的に得点換算や加点している大学に向けて、準2級プラスの優遇内容を忘れずに記載するよう注意を促している。

 TEAP CBTは2024年度で試験実施を終了し、スコアの有効期限も2026年3月末で切れているため、利用不可とする場合は入試要項から外す必要がある。ただし、紙で実施するTEAPは継続しており、「新CEFR対照表」でもスコアの範囲を記載している。

 GTECは、2025年10月にGTEC CBTを2025年度で終了すると発表した。2025年度の受検スコアは2028年3月末まで有効となるため、利用を続ける場合、スコア有効期間中は入試要項に残しておく必要がある。ただし、紙で実施するGTEC検定版は継続される。

 また、GTECは2023年度からCEFRレベルの境となる閾値スコアを変更している。旺文社教育情報センターでは、「変更前の閾値のまま利用していると思われる大学も散見される」として留意するよう呼びかけている。

 TOEFL iBTは、2026年1月に試験内容を改訂。それにあわせてスコアの表示方法が、今までの「0~120」のスコアから、0.5刻みのバンドスコア方式「1.0~6.0」に変更となった。CEFR A1~A2の測定も可能となり、B1下限のスコア閾値は42から44へ変更された。受験後に返却されるスコアレポートは2026年1月から2年間、総合バンドスコアとそれに対応する従来スコアが参考値として併記されることから、「新CEFR対照表」でも総合バンドスコアと従来スコアの両方を記載している。

 このほか、ほとんどの大学で利用でき、受験生の9割以上が利用している英検について、入試要項での記載の注意点も掲載。CEFR判定と英検級、英検CSEスコアを併記することで、受験生は3つすべてを満たさなければいけないのか、1つでいいのかわからず、混乱すると指摘し、具体的な改善案も示している。

《奥山直美》

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