静岡市の難波喬司市長は2026年4月9日、市長定例記者会見で現在の市立高校2校の再編の必要性を表明した。静岡市立高校と静岡市立清水桜が丘高校を再編し、中高一貫の中等教育学校1校を新設する方針を示した。
静岡市内の公立高校の再編をめぐっては、2025年3月の記者会見で検討の開始を公表。有識者による「静岡市立の高等学校の在り方検討委員会」が議論を重ね、2026年2月に新しい学校の設置形態を「中高一貫校」と「単位制高校」とする提案書を提出。3月31日には、難波市長と中村百見教育長が臨時記者会見を開き、市立高校の将来の方向性について発表した。
4月9日の会見では、今後さらに加速する少子化を見据え、静岡県による高校再編の動きと歩調をあわせて、市立高校2校を再編する必要性にあらためて言及。2校を再編して、中等教育学校を新設予定であることを明らかにした。
静岡市によると、今後も高校生人口の減少が続く見通しであるほか、静岡市は私立高校の定員が多く、2026年度からの私立高校の完全無償化で、私立高校で志願者が増加すると予測。現在、静岡市立高校8学級、静岡市立清水桜が丘高校6学級、1学年合計14学級あるが、今後も市立2高校を県が示す適正規模(1学年6~8学級)のまま、魅力ある学校として維持していくことは、現実的に不可能と判断したという。
新しい学校の具体的内容については、2026年度に1年間をかけて議論・協議・調整を重ね、2027年3月をめどに具体的な方針を公表予定。新しい学校の開校年度は、最短で2030年と想定。静岡市では「2校の伝統や実績を引き継ぎ、さらに静岡市独自の理念をもった魅力のある新しい学校づくりを計画していく」としている。









