長崎県教育委員会は2025年10月15日、2026年度(令和8年度)長崎県立学校教員採用特別選考試験における「追加募集」の実施を発表した。募集校種は、高等学校および特別支援学校の教諭で、出願期間は10月15日から11月25日まで。他県で勤務する現職教員や退職者、英語資格保有者など多様な人材を対象に、県立学校における教育力の一層の充実を図るねらいがある。
募集校種および採用予定者数は、高等学校教諭24人、特別支援学校教諭12人の計36人。高等学校では国語2人、理科2人(物理1人・化学1人)、英語3人、農業2人、工業12人(電気6人・建築2人・土木3人・工業化学1人)、商業3人を募集する。特別支援学校では小学部4人、中学部・高等部8人を採用予定としている。いずれも免許状の取得や3年以上の実務経験など、職務経験を重視した特別選考での募集となる。
出願資格は、共通要件を満たしたうえで、正規現職教員、長崎県の正規教員退職者、または英語資格等保有者のいずれかに該当することが条件。現職教員は長崎県外の学校で3年以上の正規教職経験を有する者、退職者は育児や転居などを理由に退職した元正規教員(教職経験3年以上)を対象とする。
英語資格保有者はCEFR B2相当(英検準1級、TOEIC785点、IELTS5.5以上など)の語学力を有し、英語教員免許の保有または取得見込み者、もしくは英語を日常的に使用する業務経験3年以上のいずれかに該当することが条件となる。出願時には資格証明書の写しを提出する。なお、5月から8月にかけて実施した2026年度長崎県公立学校教員採用選考試験の受験者は出願することができない。
出願は10月15日から11月25日まで、郵送または持参で受け付ける。願書は県教育庁高校教育課で交付またはホームページからダウンロード可能。郵送の場合は簡易書留とし、出願締切日必着。持参の場合は締切日の午後5時まで受け付ける。試験は11月30日に、オンラインにて教科に関する質問を含む個人面接で選考を行う。合格発表は12月23日午前10時ごろ、長崎県教育庁高校教育課のWebサイトに掲載される予定。