東洋英和女学院大学(横浜市緑区)は2025年10月1日から、大学図書館の利用対象者をこれまでの範囲から横浜市全域の保育・教育関係者に拡大した。横浜市内の保育・幼稚園施設や小・中・高等学校、特別支援学校などに勤務する教職員が、大学図書館を利用可能になった。
東洋英和女学院大学は2020年3月、横浜市緑区と連携・協力関係に関する基本協定を結んで以降、緑区の保育・教育施設に勤める教職員を対象に図書館を開放してきた。10月1日からは、利用対象者を拡大し、横浜市全域の保育・教育関係者に開放する。
同大学は長年、保育者の養成を行っており、保育や教育に関わるさまざまな専門書や雑誌、一般的な教育関連資料、国内外の絵本などを豊富に所蔵している。また、学術研究を支えるために必要なデータベースも多く活用できる。このような環境によって利用者の学術研究の支援だけでなく、多様な教育資料を通じて地域の人材育成に寄与することが期待されている。
利用案内によると、図書館の開館時間は平日は午前8時50分から午後8時までとなっており、予約は不要。ただし、土日祝日および学校休業日などは図書館が閉館するため、利用できない点に注意が必要。長期休暇中の開館時間は短縮され、午前9時から午後5時までとなっている。
利用者は、事前登録を行えば、図書や雑誌の閲覧・複写、貸出、電子資料(データベース、電子ブック、電子ジャーナル)の利用が可能となり、AVブースも活用できる。ただし、貴重書や視聴覚資料などは貸出対象外。
なお、資料を紛失・破損した場合は原則として同一資料の弁償が求められることなど、利用にあたっての詳細は、同大学の図書館Webページで確認することができる。