さいたま市教育委員会は2025年9月12日、2026年度(令和8年度)採用さいたま市立学校教員採用選考試験の結果を公表した。受験者975人に対し2次試験の合格者は220人、倍率は前年度比0.6ポイント減の4.4倍。中学・高校教員で前年度比40人増の100人合格となった。
2026年度さいたま市立学校教員採用選考試験は、1次試験を7月6日、2次試験を8月2日・3日の2日間と、8月16日・17日のいずれか1日の計3日間で実施(現職高校特別、プレゼン特別、パイオニア特別の2次試験は7月19日・20日のいずれか1日)。採用見込数230人に対し、受験者総数は975人(前年度比3人減)、1次試験の合格者は709人(同20人減)、2次試験では220人(同23人増)が合格。最終倍率は前年度比0.6ポイント減の4.4倍(受験者総数/2次合格者数)となった。
区分別の倍率(前年度倍率)は、「小学校教員」3.7倍(3.6倍)、「中学校・高等学校・中等教育学校教員」4.6倍(7.0倍)、「特別支援教育担当教員(小学校)」3.4倍(2.2倍)、「特別支援教育担当教員(中学校)」7.0倍(5.8倍)、「養護教員」12.0倍(10.6倍)、「栄養教員」13.0倍(8.2倍)。採用見込数を前年度より40人増やし、合格者数も40人増の100人となった「中学校・高等学校・中等教育学校教員」を除き、前年度を上回る倍率となった。
さいたま市教育委員会のWebサイトでは、このほか、中学校・高等学校・中等教育学校教員の教科ごとの合格者数等状況も公開しており、数学とグローバル・スタディ(英語)は2次試験の合格者が前年度よりそれぞれ10人増えている。
また、2次試験の結果発表にあわせ、今回の選考試験の選考方針および試験内容がWebサイトに公開された。選考方針および試験内容は、さいたま市の各区役所、さいたま市教育委員会教職員人事課でも閲覧できるよう整備を進めているという。