自身の教員生活の充実度を点数で表すと「80点台」がもっとも多く、平均69.8点となったことが2025年7月10日、ジブラルタ生命保険「教員の意識に関する調査2025」の結果から明らかとなった。
「教員の意識に関する調査2025」は、20歳から69歳の教員2,000名を対象にインターネットリサーチで実施されたもので、教員生活の充実度や子供のころに嫌いだった教科、なりたかった職業などを明らかにしている。
教員生活の充実度を100点満点で表すと、平均は69.8点だった。もっとも多くの回答が集まったのは「80点台」で27.7%を占めた。年代別に見ると、年代が上がるにつれて充実度の平均が高くなる傾向があり、60代では男性が75.4点、女性が78.1点ともっとも高かった。
子供のころに嫌いだった教科については、男性は1位が「国語」、2位が「保健・体育」、3位が「算数・数学」。女性は1位が「保健・体育」、2位が「算数・数学」、3位が「社会」であった。嫌いだった理由としては、国語は「答えが明確でないから」、算数・数学は「どう役に立つかわからなかったから」といった声が多かった。
子供のころになりたかった職業については、男性・女性ともに「教員」が1位で、3年連続の結果となった。男性では2位が「プロスポーツ選手」、女性では2位が「保育士・幼稚園教諭」となった。男女共に、子供のころの夢を叶えた人が多いことがうかがえる。
さらに、教師として職場に入ってきてほしい有名人については、男性回答・女性回答ともに「大谷翔平」が1位となった。理由としては、「ストイックで真面目で、生徒に多大な良い影響を与えてくれそうだから」などがあげられた。
この調査結果は、教員の意識や職業観についての貴重なデータを提供しており、教育現場におけるさまざまな課題や期待を浮き彫りにしている。