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鳥取大ら10大学「地域教員希望枠」導入へ…文科省が採択

 文部科学省は2025年6月18日、2025年度「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業」の選定結果を発表した。国公私立大学を対象に公募を行い、24大学の申請の中から、鳥取大学や茨城大学など10大学を選定した。

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  • 令和7年度 地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業(単独事業10件採択)

 文部科学省は2025年6月18日、2025年度「地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化事業」の選定結果を発表した。国公私立大学を対象に公募を行い、24大学の申請の中から、鳥取大学や茨城大学など10大学を選定した。

 この事業は、大学と教育委員会の連携・協働のもと、地域が求める質の高い教師を継続的・安定的に養成し、確保するシステムを構築することを目的としたもの。具体的には、教員を目指す「地域教員希望枠」の導入・拡充等の入試改革、地域課題や特定分野に強み・専門性を有する教師養成、地域ニーズに対応したコース・カリキュラムの構築などを行う。

 公募は、教職課程の認定を受けている学科等を有する国公私立大学を対象に実施。2025年度は、3月14日から4月14日の申請期間に24大学から申請があり、審査の結果、弘前大学、岩手大学、茨城大学、新潟大学、岐阜大学、奈良教育大学、和歌山大学、鳥取大学、鹿児島大学、都留文科大学の計10大学の取組みを選定した。

 このうち、茨城大学は「誰一人、取り残さない教育」を実現するための高度な専門性を有する教員の養成を申請し採択。鳥取大学は、鳥取県教育委員会との連携・協働で地域課題を見据えた質の高い教員(地域教育のキーパーソン)の発掘・養成・採用・定着プログラムを申請し採択された。

 各大学の申請内容は、文部科学省のWebサイトで確認できる。

《川端珠紀》

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