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QS世界大学ランキング2026…北大が上昇、トップ100に4校

 世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)は2025年6月19日、世界大学ランキング2026を発表した。国内トップの東京大学は3年連続で順位を下げ36位、国内トップ10のうち北海道大学を除く9校が軒並み順位を下げた。

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 世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)は2025年6月19日、世界大学ランキング2026を発表した。国内トップの東京大学は3年連続で順位を下げ36位、国内トップ10のうち北海道大学を除く9校が軒並み順位を下げた。

 QSは、世界大学ランキング(QS World University Rankings)を2004年から毎年発表している。2026年版は、世界のトップ大学1,500校以上を対象に、「学術的評価」「教員1人あたりの論文被引用数」「持続可能性」「雇用成果」「国際研究ネットワーク」「留学生比率」など10の指標を用いて測定した。

 世界大学ランキング2026は、1位「マサチューセッツ工科大学(MIT)」、2位「インペリアル・カレッジ・ロンドン」、3位「スタンフォード大学」、4位「オックスフォード大学」、5位「ハーバード大学」。マサチューセッツ工科大学(MIT)は14年連続でトップの座を維持した。インペリアル・カレッジ・ロンドンは前年を維持、スタンフォード大学は前年6位から3ランク上昇、オックスフォード大学とハーバード大学は前年から1つ順位を下げた。トップ10でみると、3位~6位のみが入れ替わったのに対し、1位、2位、7位~10位は前年の順位を維持した。

 アジアでは、8位の「シンガポール国立大学」がトップとなり、11位「香港大学」、12位「シンガポール南洋理工大学(NTUシンガポール)」、14位「北京大学」、17位「清華大学」が続いた。

 日本国内では、36位「東京大学」(前年32位)、57位「京都大学」(前年50位)と両大学ともに順位を下げた。ついで、85位「東京工業大学(現:東京科学大学)」、91位「大阪大学」、109位「東北大学」、164位「名古屋大学」、170位タイ「北海道大学」「九州大学」、196位「早稲田大学」、215位「慶應義塾大学」の順にランクイン。順位をあげたのは前年173位の北海道大学のみで、9大学が順位を下げる結果となった。

 東京大学は、2023年版の23位から28位、32位、今回36位と3年連続で順位を下げている。指標別に見ると、「学術的評判」100、「雇用成果」100、「雇用主の評判」99.9、「教員の学生比率」92.4、「持続可能性」92.3が高い一方、「国際教員比率」15.9、「留学生比率」44が低い。

◆QS世界大学ランキング2026 トップ10
1位「マサチューセッツ工科大学(MIT)」アメリカ
2位「インペリアル・カレッジ・ロンドン」イギリス
3位「スタンフォード大学」アメリカ
4位「オックスフォード大学」イギリス
5位「ハーバード大学」アメリカ
6位「ケンブリッジ大学」イギリス
7位「チューリッヒ工科大学」スイス
8位「シンガポール国立大学(NUS)」シンガポール
9位「ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)」イギリス
10位「カリフォルニア工科大学(Caltech)」アメリカ

◆QS世界大学ランキング2026 国内大学トップ10
※( )内は総合順位
1位「東京大学」(36位)
2位「京都大学」(57位)
3位「東京工業大学(現:東京科学大学)」(85位)
4位「大阪大学」(91位)
5位「東北大学」(109位)
6位「名古屋大学」(164位)
7位「北海道大学」(170位)
7位「九州大学」(170位)
9位「早稲田大学」(196位)
10位「慶應義塾大学」(215位)

(c) QS Quacquarelli Symonds Limited 2025

《川端珠紀》

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