文化庁は、2025年度(令和7年度)「文字・活字文化資源活用推進事業」の公募を受け付けている。地域における書店、出版社、文学館、図書館、大学などの関係機関が連携し、文字・活字文化の振興を目指す特色ある取組みを支援するもので、提出期限が2025年4月18日午後5時までと迫っている。
同事業は、地域における文字・活字文化の発信拠点・担い手となる関係機関が協働して取り組む活動を対象とし、その振興モデルの構築に向けた調査研究を推進することを目的としている。地域に根差した文芸作品の活用や、多様な文化資源との連携を通じて、文字・活字文化の再興を目指す。
公募対象は、都道府県または市区町村(教育委員会含む)、および法人格を有する団体。受託者は、文字・活字文化の振興モデルに関する実施プランの作成や、地域資源を活用した振興モデルの構築に向けた取組み、実施報告書の作成を行う。また、地域の特性や社会的背景などを踏まえた分析の観点に基づき、持続可能な振興モデルの導出を図ることを求める。
具体的な取組例として、地域の文芸作品などをテーマとした読書会や展示会、地域観光資源を活用した滞在型・没入型の読書機会、文学散歩などの地域文芸作品とゆかりのある活動、読書と音楽・映像などを組み合わせた参加型の活動などが想定されている。読書人口の拡大や関心の深化につながる創意工夫も求められる。
事業対象期間は、委託契約締結日から2026年3月31日まで。事業規模は1件あたり800万円を上限とし、採択件数は4件程度を予定している。
応募書類は一式そろえてメールにデータ添付し提出する。提出期限は4月18日午後5時必着。公募要領を記した募集案内は文化庁のWebサイトで確認できる。
◆令和7年度 文字・活字文化資源活用推進事業
公募締切:2025年4月18日(金)17:00
公募対象:都道府県または市区町村(教育委員会含む)、法人格を有する団体
対象期間:委託契約締結日~2026年3月31日(火)
採択件数:4件程度
事業規模:1件あたり上限800万円