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卓越大学院プログラム事後評価…7大学が最高S評価

 文部科学省は2025年3月17日、「卓越大学院プログラム」(2018年度採択)の事後評価結果を公表した。13大学15プログラムのうち、北海道大学、筑波大学、東京科学大学(東京工業大学)、長岡技術科学大学、名古屋大学、大阪大学、早稲田大学の7プログラムが総括評価で最高のS評価を得た。

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 文部科学省は2025年3月17日、「卓越大学院プログラム」(2018年度採択)の事後評価結果を公表した。13大学15プログラムのうち、北海道大学、筑波大学、東京科学大学(東京工業大学)、長岡技術科学大学、名古屋大学、大阪大学、早稲田大学の7プログラムが総括評価で最高のS評価を得た。

 「卓越大学院プログラム」は、各大学が自身の強みを核に大学院改革の成果を生かし、世界最高水準の教育力・研究力を結集した5年一貫の博士課程学位プログラムを構築することで卓越した博士人材を育成するとともに、卓越した拠点を形成する取組みを推進する事業。2018年度から支援が開始され、2020年度までに140件の申請の中から合計30プログラムが採択されている。

 今回、2018年度採択の15プログラムについて、卓越大学院プログラム委員会が評価結果を決定した。事後評価は、プログラム最終年となる採択後7年目に行うもの。

 評価は、「S」「A」「B」「C」の4段階で実施。13大学15プログラムのうち、S評価は北海道大学「One Healthフロンティア卓越大学院」、筑波大学「ヒューマニクス学位プログラム」、東京科学大学(東京工業大学)「『物質×情報=複素人材』育成を通じた持続可能社会の創造」、長岡技術科学大学「グローバル超実践ルートテクノロジープログラム」、名古屋大学「トランスフォーマティブ化学生命融合研究大学院プログラム」、大阪大学「生命医科学の社会実装を推進する卓越人材の涵養」、早稲田大学「パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラム」の7大学7プログラムが獲得。事業の目的を十分に達成できたと高く評価された。

 A評価は、東北大学(2プログラム)、東京大学、東京農工大学、名古屋大学、京都大学、広島大学、長崎大学の7大学8プログラムが得た。B評価、C評価はなかった。

 事後評価結果の詳細は、日本学術振興会Webサイトで公開している。

《奥山直美》

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