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福島県、公立学校教職員現職教育計画2025

 福島県は2025年3月4日、教職員の主体的で個別最適な学び実現に向けた2025年度「福島県公立学校教職員現職教育計画」を公表した。教職員の研修や予定刊行物などの計画や指標などをまとめている。

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教員としての資質の向上に関する指標の特徴
  • 教員としての資質の向上に関する指標の特徴
  • 福島県公立学校教職員現職教育計画2025、もくじ
  • 研修事業計画(一部抜粋)

 福島県は2025年3月4日、教職員の主体的で個別最適な学び実現に向けた2025年度「福島県公立学校教職員現職教育計画」を公表した。教職員の研修や予定刊行物などの計画や指標などをまとめている。

 グローバル化・情報化の進展により、教育をめぐる状況が急速に変化する中、福島県では2022年度から第7次福島県総合教育計画において、教育の柱として「学びの変革」を掲げ、「主体的・対話的で深い学び」の実現を推進。教職員現職教育計画では、教職員の研修計画や、研究学校(地区)指定計画、予定刊行物などの構想や計画、指標などをまとめている。

 2025年度の教職員研修は、研修履歴を活用した対話に基づく受講を奨励。引き続き文部科学省の全国教員研修プラットフォーム「Plant」を活用する。研修体系は、「基本研修」「職能研修」「専門研修」「特別研修」「その他の研修」「校内現職研修」「研究」の7つの体系を設ける。このほか、市町村教育委員会が行う研修も実施する計画。

 具体的な日程や人数などの詳細も掲載。たとえば、基本研修「中学校初任者研修」の研修予定人数は210名で、校内研修は100時間、校外研修は22日。一次研修は5月13日・14日・27日または5月13日・14日・28日の3日間で実施する。1・2日目はオンライン、3日目は磐梯青少年交流の家で班ごとに行われる予定。

 教員等が高度専門職としての職責、経験および適性に応じて身に付けるべき指標には、「教員としての素養」「学びの創造」「児童生徒の理解と指導」「教職員の協働と学校づくり」「ICTの活用」の5つの領域に14項目を設定。研修を通じて自己の取組みを省察しながら、資質を高めるための見通しをもてるよう、成長過程を示した4つのステージをおいている。

 福島県公立学校教職員現職教育計画2025は、PDFファイル全72ページ。福島県教育委員会のWebサイトからダウンロードして閲覧できる。

《川端珠紀》

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