先週(2025年2月25日~2月28日)公開された記事には、小学校給食無償化・2026年度以降制度化目指す、中高生の手帳活用効果91%が忘れ物減少、出生数9年連続減・24年は過去最少72万人などのニュースがあった。また、3月4日以降に開催されるイベントを8件紹介する。
教育ICT関連
オンライン学習環境を刷新「ovice campus」提供開始
oViceは2025年3月1日、教育機関向けの新サービス「ovice campus」の提供を開始する。オンラインでもリアルな学びの場を再現し、生徒同士の自然な交流や双方向の授業を可能にする。
スキルベース学習の最新動向を探る3/12…水曜サロン
2025年3月12日、ICT CONNECT21が主催する「水曜サロン」が開催される。「スキルベース学習」をテーマに、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科の特任教授・岩本隆氏が講演し、スタディ・ログ活用の意義についての理解を深める。
反転授業の実践と授業の変化…iTeachers TV
iTeachers TVは2025年2月19日と26日、東京都市大学等々力中学校・高等学校の鹿又裕毅先生による教育ICT実践プレゼンテーション「『反転授業』の実践と授業の変化」を公開した。中学歴史・高校日本史探究における授業動画の作成と効果について紹介する。
先週の教育業界ニュースまとめ読みをメールで受け取る
文部科学省関連
共同利用・研究、10拠点の期末評価…大阪公立大S評価
文部科学省は2025年2月27日、公立大学および私立大学の共同利用・共同研究拠点の期末評価結果(2024年度実施)を公表した。2019年度に認定した10拠点の期末評価の結果、大阪公立大学が最高評価のS評価を獲得。そのほか、5拠点がA評価、4拠点がB評価と判定された。
25年度からの共同利用・共同研究拠点…8拠点更新・新規なし
文部科学省は2025年2月27日、2025年度(令和7年度)からの共同利用・共同研究拠点および国際共同利用・共同研究拠点の認定(公立大学・私立大学)について、8拠点を認定したと公表した。認定されたのはいずれも2024年度で認定期間の終了を迎え、認定更新を希望した拠点。新規拠点の認定はなかった。認定期間は2025年4月1日から2031年3月31日まで。
専修学校の質保証へ、業務のシステム化を委託…入札説明会3/4
文部科学省は、「職業実践専門課程等を通じた専修学校の質保証・向上の推進」実施に係る委託事業のうち、「専修学校等の文部科学大臣認定等の制度に係る業務のシステム化等に向けた検討」を行う事業者を募集する。入札説明会は3月4日。
国立大学授業料3倍案、文科省の見解…文科相2/25会見
2025年2月25日、国公立大学の入学者選抜前期日程が始まった。あべ文部科学大臣は、受験生に向けて「これまで積み重ねてきた力を存分に発揮できることを心から願っています」とメッセージを送った。
小学校給食無償化、2026年度以降に制度化目指す…文科相2/21会見
2025年2月21日、あべ文部科学大臣は記者会見で、小学校の給食無償化と高校授業料無償化について、2026年度以降の可能な限り早期の制度化を目指す方針を示した。
中教審「知の総和」向上の未来像を答申…高等教育システム再構築
中央教育審議会は2025年2月21日、将来社会を見据えた今後の高等教育の在り方についての答申「我が国の『知の総和』向上の未来像」を阿部俊子文部科学大臣に手交した。教育研究の質の高度化、規模の適正化、アクセス確保の観点から、高等教育の制度改正等の方向性がまとめられた。
イベント関連
ロイロ認定ティーチャー、2024年度後期審査3-4月
LoiLoは2025年3月1日から4月30日まで、「ロイロ認定ティーチャー」の2024年度後期審査を実施する。ロイロノート・スクールを活用し、児童生徒主体の授業をデザインできる先生を対象に、2023年度には500名以上の先生が認定された。
英語教員向けセミナー「CLILと認知負荷理論で共通テストを読み解く」3/29
増進堂・受験研究社は2025年3月29日、英語教員向けにCLIL(内容言語統合型学習)をテーマとしたオンラインセミナーを開催する。上智大学文学部英文学科教授で日本CLIL教育学会会長の池田真氏を講師に迎え、CLILと認知負荷理論を組みあわせた学習アプローチを紹介する。
私学の教員採用説明会&選考会、全国4会場で開催
「教員採用.jp」は2025年4月から7月にかけて、福岡、大阪、東京、広島の全国4会場で「教員採用説明会&選考会」を開催する。2026年4月着任の教職員を積極的に採用する私立学校が集結し、学校説明、個別相談、一次面接を受けることができる。
情報入試の成果を議論…情報処理学会セッション3/15
情報処理学会は、2025年3月15日に立命館大学大阪いばらきキャンパスで「新課程『情報入試』最初の選抜を終えて」と題したイベント企画セッションを開催する。
未来の教室実証事業、22の事業者が集結3/4
2025年3月4日、東京都新宿区のベルサール高田馬場において、「未来の教室」実証事業が開催される。22の実証事業者と8のEdvation Open Lab(EOL)採択事業者が参加し、トークセッションやブース展示を通じて、多様な学びの充実を目指す取組みを紹介する。事前申込が必要である。
AI時代の教育、子供のデータ管理を考えるイベント3/23
2025年3月23日、東京で内田洋行教育総合研究所と東京財団政策研究所が共催するイベント「AI時代の先生を考える~子どものデータは誰のもの?~」が開催される。
「割合」指導の本質とは…オンラインセミナー3/6
教師向けオンラインサロン「授業てらす」は、2025年3月6日に、筑波大学附属小学校の盛山隆雄教諭を講師に迎え、「割合」指導の本質を学ぶオンラインセミナーを開催する。
渋谷区×シブタン、探究「シブヤ未来科」充実へ連携協定
渋谷区教育委員会と一般社団法人シブタン(シブヤ探究Lab)は、渋谷区教育大綱に掲げる「つくろう。ちがいを活かし合える、未来の学校。」の実現に向け、保護者、地域、企業等との連携を強化するための協定を締結した。
その他
91%が忘れ物の減少・67%が家庭学習時間の増加を実感、中高生の手帳活用効果とは?
NOLTYスコラ手帳は、生徒の自己管理力の育成と自己肯定感の向上を目的に開発された中高生向けの手帳だ。全国の中学校・高等学校で導入されており、約30万人の生徒がスコラ手帳を活用している。手帳を活用している生徒は「忘れ物が減った」「家庭学習時間が増えた」といった良い変化を感じる割合が多かったという。
出生数が9年連続減、24年は過去最少72万人…人口動態統計
2024年の出生数は過去最少の72万988人であることが2025年2月27日、厚生労働省の人口動態統計速報で明らかになった。出生数の減少は9年連続となり、政府の想定より早いペースで少子化が進行している。
オンライン学習環境を刷新「ovice campus」提供開始
oViceは2025年3月1日、教育機関向けの新サービス「ovice campus」の提供を開始する。オンラインでもリアルな学びの場を再現し、生徒同士の自然な交流や双方向の授業を可能にする。始業のベルや下校時間の設定機能により、学習リズムを整えながら、教育特化型ホワイトボードを活用したインタラクティブな授業が実現できる。
進研ゼミ、生成AI活用の対話型学習サービス開始…「誰でも難関大学受験を挑める環境」を提供
ベネッセコーポレーションは2025年3月3日より、大学受験向けの新しいデジタル学習サービス「難関合格 進研ゼミ√Route(ルート)大学受験」の提供を開始する。志望大学別の演習とAIを活用した対話型学習を組みあわせたもので、月額7,980円(税込)で利用可能。