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情報入試の成果を議論…情報処理学会セッション3/15

 情報処理学会は、2025年3月15日に立命館大学大阪いばらきキャンパスで「新課程『情報入試』最初の選抜を終えて」と題したイベント企画セッションを開催する。

イベント 教員
情報処理学会第87回全国大会
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 情報処理学会は、2025年3月15日に立命館大学大阪いばらきキャンパスで「新課程『情報入試』最初の選抜を終えて」と題したイベント企画セッションを開催する。2022年度から高等学校で実施されている新しい学習指導要領に基づき、「情報I」が必履修科目となり、今年1月の大学入学共通テストで「情報」が初めて出題されたことを受け、同セッションでは情報入試の現状と課題について議論が行われる。

 新学習指導要領では、情報の科学的理解に重点を置き、「情報I」を必履修科目とし、発展的内容を扱う「情報II」を選択科目として設定した。2025年3月に卒業するすべての高校生が「情報I」を学んでおり、今年1月19日に実施された大学入学共通テストで「情報」が出題された。30万人を超える受験生がこの科目を受験し、国公立大学3校、私立大学49校が個別入試で「情報」を出題した。

 同セッションでは、大学側からは個別入試での「情報」出題の事例紹介が行われ、高校側からは情報入試への対応状況報告と高大接続の観点からの要望が紹介される予定である。さらに、学会活動の視点から情報入試についての議論が行われる。

 セッションには、日本大学の谷聖一氏、京都大学の湊真一氏、電気通信大学の久野靖氏、東京大学の竹内郁雄氏、電気通信大学の小宮常康氏、京都産業大学の安田豊氏、駒澤大学の平井辰典氏、南山大学の沢田篤史氏、立命館中学校・高等学校の清田祥一郎氏、雲雀丘学園中学校・高等学校の林宏樹氏、立命館大学の木村朝子氏、慶應義塾大学の植原啓介氏が参加する。

 このセッションは、情報処理学会が主催し、立命館大学が共催、全国高等学校情報教育研究会が後援する。Zoomを併用したハイブリッド形式で開催され、インターネット・オーディオ機器に接続できるPCとヘッドセットを各自で準備する必要がある。現地からもオンライン参加可能。

◆情報処理学会第87回全国大会 新課程「情報入試」最初の選抜を終えて
日時:2025年3月15日(土)9:30~12:00
会場:立命館大学 大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市岩倉町2-150)
対象:教育関係者、大学関係者、高校教員
申込方法:情報処理学会Webページより申し込む

《吹野准》

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