COMPASSは2024年2月21日、提供する学習eポータル+AI型教材「Qubena(キュビナ)」と、学校図書が提供するデジタル教科書とのアプリケーション間を連携し、2024年度に実証を行うことを発表した。学習効果に関する検証や、メタデータのあり方を検討する。
GIGAスクールの1人1台端末環境において、さまざまなデジタルサービスの導入・活用が学校現場で進み、教育データの利活用が次なるテーマとして注目される中、COMPASSはこれまで子供たちの「個別最適な学び」の実現のため、子供たちを中心としたサービスの垣根を越えた連携に積極的に取り組んできた。
2023年11月より、文部科学省検定済の主要教科書に準拠した問題をQubenaのAIが児童生徒ひとりひとりの習熟度にあわせて出題し、個別最適に学ぶことができる「Qubena 教科書×AI コンテンツ」を順次リリース。現在は全国170以上の自治体、小中学校約2,300校で100万人以上が利用しているという。
今回、教科書と教材の接続をさらに進めるため、QubenaのAI型教材と学校図書が提供するデジタル教科書のアプリケーション間の連携を行い、実証を行うことが決定。デジタル教科書とQubenaのAI型教材を接続することで、双方をシームレスに行き来しながら、より個別最適に学ぶための連携と、連携による学習効果の実証、また、今後ほかのデジタル教科書や学習サービスとの連携を見据えた汎用的なメタデータのあり方についての検討などを行う。COMPASSは、今後もサービスの垣根を越えた連携により、子供たちを中心としたシームレスな学習基盤づくりに取り組んでいくとしている。