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不登校など「バーチャル・ラーニング」支援拡大…東京都

 東京都教育委員会は2023年9月22日、不登校などの支援が必要な子供の居場所・学びの場の仮想空間「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」の拡大を発表した。新宿区のほか、墨田区、渋谷区、中野区、杉並区、八王子市、狛江市、多摩市も参加する。

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バーチャル・ラーニング・プラットフォーム
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 東京都教育委員会は2023年9月22日、不登校などの支援が必要な子供の居場所・学びの場の仮想空間「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」の拡大を発表した。新宿区のほか、墨田区、渋谷区、中野区、杉並区、八王子市、狛江市、多摩市も参加する。

 バーチャル・ラーニング・プラットフォームは、日本語指導が必要な子供や不登校の子供の居場所・学び場としての仮想空間。東京都が、仮想空間上に専用のスペースを構築し、区市町村に個別のフロアを提供している。子供たちはアバターを使い、フロア内での交流や、友達と会話などをすることができる。また、相談スペースではオンライン支援員への相談、授業スペースではビデオ会議ツールを使い、一斉学習も行えるという。現在は、新宿区教育委員会と連携して、デモ運用を実施している。

 今回は、新宿区のほか、墨田区、渋谷区、中野区、杉並区、八王子市、狛江市、多摩市の自治体に、順次運用を拡大する。

 また、子供たちにより親しみやすい環境を提供するため、仮想空間を2Dから3Dに変更、仮想空間上で活動する子供たちの分身としてのアバターの種類を充実。AIドリル、日本語学習ツールなどの学習コンテンツを提供、オンラインイベントなどを実施する。そのほか、学校生活に困難を抱えているなど、学びのセーフティネット事業に参加している都立高校生への支援も拡大するとしている。

《宮内みりる》

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