教育業界ニュース

東京都、小中学校の教員数が増加…学校基本調査

 東京都は2023年9月20日、2023年度(令和5年度)学校基本調査の結果速報を公表した。小学校・中学校で教員数が増え、中学校では在学者数も増加。幼保連携型認定こども園と各種学校は、学校数、在学者数、教員数ともに前年度より増加した。

教育行政 教育委員会
学校数の推移
  • 学校数の推移
  • 在学者数の推移
  • 教員数(本務者)の推移
  • 設置者別生徒数および割合の推移(中学校)
  • 設置者別生徒数および割合の推移 高等学校(全日制・定時制)
  • 学校数
  • 在学者数
  • 教員数(本務者)

 東京都は2023年9月20日、2023年度(令和5年度)学校基本調査の結果速報を公表した。小学校・中学校で教員数が増え、中学校では在学者数も増加。幼保連携型認定こども園と各種学校は、学校数、在学者数、教員数ともに前年度より増加した。

 学校基本調査は、統計法に基づき文部科学省が地方公共団体を通じ1948年度から毎年実施している基幹統計調査。今回の速報では、2023年5月1日を調査期日として実施した学校基本調査結果のうち、東京都内の学校についておもな内容を公表した。

 学校数は、幼稚園が前年度比10園減の959園、幼保連携型認定こども園が前年度比10園増の55園、小学校が前年度比4校減の1,323校、中学校は前年度比1校減の800校、専修学校が前年度比4校減の389校。義務教育学校8校、高校(全日制・定時制)429校、高校(通信制)11校(うち7校は全日制・定時制高校併設のため重複計上)、中等教育学校8校、特別支援学校71校は、いずれも前年度と同数だった。

 学校種別の在学者数は、幼保連携型認定こども園が前年度比1,342人増の8,709人、中学校が前年度比1,106人増の31万4,459人、義務教育学校が前年度比205人増の8,405人、高校(通信制)が前年度比445人増の1万861人、特別支援学校が前年度比473人増の1万4,633人、各種学校が前年度比4,429人増の2万4,280人と、前年度から増加した。

 一方、幼稚園は前年度比1万2,246人減の11万423人、小学校は前年度比794人減の62万3,632人、高校(全日制・定時制)は前年度比90人減の29万9,793人、中等教育学校は前年度比31人減の7,011人、専修学校は前年度比7,641人減の12万6,395人と、前年度から減少した。

 中学校の生徒数を設置者別にみると、国立は前年度比10人減の2,553人、公立は前年度比245人減の23万649人、私立は前年度比1,361人増の8万1,257人。生徒総数に占める公立生徒数の割合は73.3%で、前年度から0.4ポイント低下した。10年前(2013年度)の74.6%と比較すると、1.3ポイントの低下となった。

 高校(全日制・定時制)の生徒数を設置者別にみると、国立は前年度比35人減の3,183人、公立は前年度比765人減の12万3,958人、私立は前年度比710人増の17万2,652人。生徒総数に占める公立生徒数の割合は41.3%で、前年度から 0.3ポイント低下。2013年度の43.3%との比較では、2.0ポイント低下となった。

 教員数(本務者)を学校種別に前年度と比較すると、幼保連携型認定こども園は221人増の1,390人、小学校は421人増の3万6,462人、中学校は216人増の2万415人、義務教育学校は12人増の515人、高等学校(全日制・定時制)は120人増の1万9,216人、高等学校(通信制)は5人増の241人、中等教育学校は10人増の556人、特別支援学校は231人増の6,481人、各種学校は51人増の2,037人と、それぞれ増加した。一方、幼稚園は306人減の1万240人、専修学校は156人減の7,062人とそれぞれ減少した。

 幼保連携型認定こども園と各種学校は、学校数、在学者数、教員数ともに前年度から増加し、幼稚園と専修学校は学校数、在学者数、教員数ともに前年度から減少した。

《川端珠紀》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top