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【高校受験2024】都立4万1,000人・私立2万7,800人受入れ…東京都「就学計画」

 東京都は2023年9月11日、2024年度(令和6年度)の高等学校就学計画を公表した。都内公立中学校卒業者の計画進学率は93.0%。都立高校に4万1,000人・私立高校に2万7,800人を受け入れる。

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2024年度高等学校就学計画
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 東京都は2023年9月11日、2024年度(令和6年度)の高等学校就学計画を公表した。都内公立中学校卒業者の計画進学率は93.0%。都立高校に4万1,000人・私立高校に2万7,800人を受け入れる。

 東京都と東京私立中学高等学校協会は、9月11日に開かれた公私連絡協議会において、都内公立中学校卒業者の2024年度(令和6年度)における都立高校および私立高校の受入分担数と入学者選抜に関連する事項について、2021~2025年度間の5か年計画「第五次中期計画」に基づき合意した。

 2024年度の就学計画では、通信制課程、とりわけ他県等認可の広域通信制高等学校への志望者数の増加傾向の継続などにより、全日制進学志望率の減少が続いていることなどから、公私間で協議。就学計画を立てるうえでの2026年度の進学率(計画進学率)は、前年度より1%少ない93.0%と設定した。

 2024年度の都内公立中学校の卒業予定者は前年度比338人増の7万8,025人。計画進学率を93.0%とした進学者は7万2,600人で、このうち国立や他県高校、高等専門学校への進学者を除いた都内公私立高校の受入分は6万8,800人と推計。2024年度の生徒受入れは、「都立:私立=59.6:40.4」として割り振り、都立高校4万1,000人、私立高校2万7,800人を分担することとした。

 公・私立高校ともに、受入分担を確実に履行するため、募集人員に対して適切な合格者数を定め、過不足が生じないよう一層努力するとともに、定員未充足の場合は追加募集を行うよう申し合わせている。都立高校は「定員管理」「募集定員の地域バランス」を重視し、私立高校は「都内公立中学生に向けた広報活動推進・実績向上」などに努める。

 あわせて入学者選抜に関連する事項を公表。「公私立高校入学者選抜に関する公立中学校に対する説明会は10月1日以降を厳守、時期が集中しないよう配慮する」「私立高校が中学校との間で入試相談を行う場合は、12月15日以降に実施することとし、一般入試および推薦入試について、合格の可能性を述べるにとどめ、確約、内定はしないものとする」「都立高校では2024年度入学者選抜からは男女合同選抜へ移行する」など、7項目にわたり取りまとめている。

 「2024年度高等学校就学計画」の全文は、東京都教育委員会Webサイトで公開している。

《川端珠紀》

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