東京大学は2023年8月31日、マイクロソフトとグリーントランスフォーメーション(GX)とダイバーシティ&インクルージョン(D&I)、AI(人工知能)研究の推進に向けた連携に関する基本合意書を締結したと発表した。
東京大学の藤井総長とマイクロソフトのサティア ナデラCEOは、2022年11月にGXやD&Iなどの推進について意見を交換。その後も両者の協力関係構築について継続的に協議を重ね、今回、基本合意書を締結した。
GX推進については、東京大学の温室効果ガス排出ゼロに向けた取組みを、マイクロソフトのテクノロジーの活用で推進するほか、GXの本質を理解しその達成に向けた活動を担う「GX人材」の育成を支援する。
D&Iでは、東京大学が2022年6月に策定した「東京大学 ダイバーシティ&インクルージョン宣言」をさらに推進。AI研究では、従来のコンピュータ サイエンス分野でのAI研究に加えて、さまざまな分野において、AIの効果的な適用や課題に関する議論と研究を進める。
両者は今後、基本合意書に基づき、「社会への貢献と未来を担う次世代の学生の育成を目指す」とコメント。詳細については、進捗にあわせ、適宜両者から発表するとしている。