英会話学習アプリケーション「TerraTalk(テラトーク)」を運営するジョイズは、2023年8月1日、京都市立学校の英語科教員や英語力向上を希望する教員向けに「TerraTalk」を提供することを発表した。
TerraTalkは、AI技術を活用した教育機関向け英語学習クラウド。 独自開発の発音・発話解析エンジンを軸に、スピーキングを中心とした4技能別のエクササイズを提供している。音声ベースのチャットボットによる会話練習を中心に、学習者ひとりひとりがフィードバックを受けながら学習できる。
また、オプション教材を利用することで、外部の検定試験における面接や試験対策が実施可能。面接室に入室してから退出するまでの一連の流れを体験できるため、試験の直前対策を1人で何度でも行うことができる。現在、さまざまな教育機関で導入が進み、2023年3月までに累計ユーザー数は80万人、活用中の自治体数は128に到達したという。
京都市は、2023年度(令和5年度)京都市英語教育改善プランにおいて、「指導者の英語力向上」を小学校の改善が必要な点としてあげており、多忙な京都市立学校の英語教員などに対し、研修以外にも英語学習の機会を提供するため、TerraTalkを試行的に導入する。
利用する教員は、自動採点付の模擬試験や多数の発話、語彙問題などが利用でき、勤務中の隙間時間や勤務時間外などで、自分の生活リズムにあわせ、短時間でも継続して英語学習に取り組める。京都市は、これにより充実した英語指導につながることを目指すとしている。提供期間は、7月25日から2024年3月31日までを予定。