ストリートスマートは2023年5月31日、小中学生の「情報活用能力」育成を段階的に体系化した先生のための指標「Google for Education活用表」を無料公開したと発表した。情報活用能力を4つに大別し、アプリ・ツールの活用方法を具体的に掲載している。
1人1台端末の整備がほぼ完了した現在、子供たちが端末を活用して情報を適切に収集したり、問題の発見や解決に取り組んだり、自身の考えを表現・発信するといった「情報活用能力」の重要性が高まっている。
Google for Education活用表では、情報活用能力を「基本的な操作」「情報モラル・情報セキュリティ」「情報活用」「プログラミング」の4つに大別。先生は、義務教育期間で身に付けたい情報活用能力とクラスの現在地に加え、Google for Educationを活用した情報活用能力の着実な育み方がわかる。また、情報活用能力育成の指標として進捗管理にも活用できるという。
情報活用能力は低学年、中学年、高学年、中学校と4ステップで、大・中・小項目に整理。情報活用能力における到達目標の把握とともに、クラスの実態と照らし合わせることができる。
たとえば、小学校1・2年生では、大項目「情報活用」、中項目「整理分析」、小項目「身に付けたい力」に整理。「簡単な絵や図、表やグラフを使って情報を整理できる」などの具体的な表現で記載し、能力育成に活用するアプリ・ツールや活用イメージ、授業での活用例が一覧でまとめられている。
「Google for Education活用表」は、Webサイト「Master Education」からダウンロードできる。