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群馬県の教員採用選考、配点と選考基準を公開…Q&Aも

 2024年度(令和6年度)群馬県公立学校教員選考試験は、出願を2023年5月19日まで受け付けている。群馬県教育委員会は、同試験の配点および選考基準、Q&AをWebサイトに掲載。志願者に向けた情報を発信している。

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第1次選考配点
  • 第1次選考配点
  • 所有免許状による加点
  • 所有資格による加点
  • 第2次選考配点

 2024年度(令和6年度)群馬県公立学校教員選考試験は、出願を2023年5月19日まで受け付けている。群馬県教育委員会は、同試験の配点および選考基準、Q&AをWebサイトに掲載。志願者に向けた情報を発信している。

 群馬県教育委員会は4月24日付けで、配点および配点基準、25日には志願者からのよくある質問に回答する「Q&A」をWebサイトに掲載した。

 第1次選考は、「一般教養・教職に関する科目(筆記試験)」100点、小学校・中学校・高等学校・特別支援の教育、養護に関する「専門科目(筆記試験)」200点の配点に加え、所有免許状および所有資格による加点をあわせた「総合」を用いる。

 さらに、成績上位からA~Dの4段階でランク分けを行い、ランクDのある人を選考から除き、一般選考の総合得点および特別選考の総合得点が上位の人を1次合格候補者とする。なお、障害者特別選考では「総合」得点が上位の人を1次合格候補者とする。ランク分けについては、「一般教養・教職に関する科目」は募集区分ごと、「専門科目」「総合」は受験種別ごとに実施する。

 第2次選考は、個人面接400点、集団面接200点を「面接総合」として配点。実技は、中学校教員(音・美・保体・技・家・英)100点、高等学校教員(音・美・体・英)200点で配点し、面接総合に加える。さらに成績上位からA~Dの4段階でランク分けし、ランクDのある人を選考から除く。その後、総合得点が上位の人を2次合格候補者とする。障害者特別選考については、ランクDがない人を並べて、上位5名程度を2次合格候補者とする。

 所有免許状による加点は、募集区分「小学校教員」は、中学校免許状10点、さらに中学校英語免許も所有している場合は+5点。募集区分「中学校教員」は、小学校免許状10点。募集区分「高等学校教員」は、情報以外のすべての出願において情報免許10点、教科「地理歴史」は公民免許10点、教科「公民」は地理歴史免許10点をそれぞれ加算する(複数該当時の上限は10点)。

 募集区分「特別支援学校教員」は、3校種(小・中・高校免許状)の免許を所有10点、「中学校音楽」「高等学校音楽」「中学校美術」「高等学校美術」「高等学校工芸」の免許状のいずれかを所有5点。両方に該当する場合は上限15点を加点する。その他、手話通訳士、司書教諭、基本情報技術者試験合格者、応用情報技術者試験合格者への加点もある。

 Q&Aでは「Q:電子申請で申込みを行った後に入力内容を修正することは可能ですか?」に対し、「A:入力に誤り等があった場合は、必ず下記の問合せ先(教育委員会学校人事課義務教育人事係)に連絡してください」等、電子申請や受験資格や特別選考についてわかりやすくまとめられている。

《川端珠紀》

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