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スクールライフノート・MEXCBT連携、学習eポータル機能提供

 EDUCOMが提供する心と学びの記録・振り返り支援システム「スクールライフノート」は、2023年5月より文部科学省が提供するCBTシステム「MEXCBT(メクビット)」との連携を実現し、学習eポータルとしての機能提供を開始する。

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「スクールライフノート」「MEXCBT(メクビット)」学習eポータルとして連携
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 EDUCOMが提供する心と学びの記録・振り返り支援システム「スクールライフノート」は、2023年5月より文部科学省が提供するCBTシステム「MEXCBT(メクビット)」との連携を実現し、学習eポータルとしての機能提供を開始する。

 スクールライフノートはMEXCBTとの連携により、児童生徒が日々利用しているスクールライフノート上で全国学力・学習状況調査をはじめとする学力調査の実施や、MEXCBTから提供されている教材やテスト問題の利用が可能となる。

 また、EDUCOMが全国約1万校に提供している統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th(エデュコムマネージャーシーフォース)」で管理されている児童生徒・教職員の情報との連携も可能。C4th上でクラス編成が完了すれば、翌日にはスクールライフノート側のアカウント情報がAPI連携により自動的に同期され、これまで特に繁忙期である年度更新時に学校現場の負担となっていたアカウント管理業務が大幅に効率化される。

 さらに、スクールライフノートが学習eポータル機能を備えることにより、児童生徒は学校生活一日を通して自身の心と学びを記録し振り返る「生活ノート」として活用可能となる。

 GIGAスクール構想により児童生徒1人1台端末が整備され学校現場での学習におけるICT活用が進んだことで、蓄積される学習データの利活用が注目されるようになった。また、文部科学省は公的CBTシステムである「MEXCBT」を開発、2021年12月より希望する全国の公立小中高等学校に提供開始し、現在約2.4万校、約770万人が登録し一部の全国学力・学習状況調査で利用。今後はMEXCBT経由で実施した各種テスト・調査の結果分析を学習eポータル経由で行っていく検討もされている。

 これらの背景を踏まえ、校務系データと学習系データをかけあわせたさらなる教育データ利活用促進のため、全国1,200校以上で利用されている心と学びの記録・振り返り支援システム「スクールライフノート」に「MEXCBT」への接続機能を追加し、学習eポータルとして2023年5月より提供開始する運びとなった。

 今後、スクールライフノートはMEXCBT接続機能の追加にあわせて、大型アップデートを予定。また、直近では検温記録により児童生徒が自身の体調を振り返ることができる機能や、One Roster規格に対応した名簿情報の取込み機能、年度更新後を対象とした次年度用アンケート作成機能をリリースし、児童生徒にとってより心と学びの振り返りを促し、教職員の働き方改革につながる製品へと進化させるという。

《いろは》

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