横浜市立学校は2023年1月10日より、各校全クラスに二酸化炭素濃度を測定できるCO2モニターを設置している。「空気の見える化」により、児童生徒の換気の実践や理解促進を図り、安心安全な学校環境を目指す。
横浜市立学校では、感染症対策の1つとして教室の換気対策に努めている。そこで2023年1月より、横浜市立学校の全509校(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校等)の全クラスに、約1万台の二酸化炭素濃度が測定できるCO2モニターを設置。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会において、学校でも「できる限り1,000ppm相当の換気等に取り組むことが望ましい」とされていることから、クラス内の二酸化炭素濃度1,000ppmを目安に、換気に取り組む。
各校に設置しているCO2モニターのうち4台は、インターネットに接続。保護者をはじめ、関係者にも安心安全な学校環境を知るきっかけとなるよう、情報をWebサイトで公表する。なお、この取組みは横浜市がUPDATERに委託し、実施している。
横浜市では、「空気の見える化」を図ることにより、児童生徒の換気の実践や意識の向上を進め、安心安全な学校環境づくりにつなげていくとしている。