全国の小・中・高等学校に学校支援システムを提供するEDUCOMは、2022年11月、統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」において、SAML認証によるシングルサインオンに対応する。
SAML認証によるシングルサインオン対応により、Google Workspace・まなびポケット・ID認証サービス(認人)に登録したアカウント情報で、「EDUCOMマネージャーC4th」にログインできるようになる。
統合型校務支援システムとは、教務系・保健系・指導要録等の学籍関係・学校事務系等の統合した機能を有するシステム。SAMLは、異なるインターネットドメイン間でユーザー認証を行うための標準規格のこと。シングルサインオンとは、1度のユーザー認証によって、アプリケーションやクラウドサービス等の複数のシステムが利用可能になる仕組み。
文部科学省による「GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議」においても、次世代の校務DX化の実現に向けて、教員の働き方改革や学習系データと校務系データの連携等の観点から、校務支援システムのクラウド化を進めていくことが望ましいとされている。また、クラウド化にあたって、利便性とセキュリティの確保の両立が重要とされる。
統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」は、全国約500自治体、約1万校の小中学校で利用されている。シームレスなログインとともに、Google Workspace等の二段階認証オプションやまなびポケットの統合認証サービスをあわせて利用することで、セキュリティレベルの向上も期待できるという。
また、複数のID・パスワードの管理が不要となるため、セキュリティの強化だけでなく、学校現場でのアカウント管理の負担軽減にもつながる。児童生徒アカウント管理機能も搭載されていて、今後、さまざまなシステムと自動連携する機能をリリース予定。