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デジタル教科書、2024年度より「英語」で先行導入…文科省

 デジタル教科書について、文部科学省は2022年8月26日、2024年度に小学校5年生から中学3年生の「英語」で先行導入する方針を決めた。その後、その次に現場ニーズの高い「算数・数学」の導入を検討する。当面の間は、デジタルと紙を併用する。

教育行政 教育委員会
デジタル教科書・教材・ソフトウェアの活用の在り方(論点整理案)
  • デジタル教科書・教材・ソフトウェアの活用の在り方(論点整理案)
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 デジタル教科書について、文部科学省は2022年8月26日、2024年度に小学校5年生から中学3年生の「英語」で先行導入する方針を決めた。その後、その次に現場ニーズの高い「算数・数学」の導入を検討する。当面の間は、デジタルと紙を併用する。

 デジタル教科書とは、紙の教科書の内容を基本としたシンプルで軽いもの。多様なデジタルリソースと円滑につながるアクセス機能、学習支援ツールとの連携、ルビや拡大等のアクセシビリティー機能等を備える。デジタルの強みを生かして他の教材やソフトウェアと効果的に組みあわせることで、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図ることが期待されている。

 中央教育審議会の第5回教科書・教材・ソフトウェアの在り方ワーキンググループが8月25日に開かれ、中間報告(論点整理案)をおおむね了承した。

 中間報告(論点整理案)によると、通信環境や学習環境等を踏まえ、2024年度からの導入を円滑に実施するため、音声教材等が4技能の指導や個別指導の観点で有効な「英語」について、小学校5年生から中学校3年生で段階的に導入。その次に現場ニーズが高く授業時間数も多く、図形やグラフの作成等で活用できる「算数・数学」で導入を検討。デジタル教科書を導入する教科や学年を段階的に広げていく。

 当面の間は、デジタルと紙を併用。デジタル教科書への慣れや児童生徒の学習環境を豊かにする観点から、児童生徒の特性や学習内容等に応じて、デジタルと紙を組みあわせてハイブリッドに活用していく。


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