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SDGs×キャリア教育の融合「学校ブックオフ」実践校募集

 日本文化教育推進機構は、ブックオフグループホールディングスと共同で進めるSDGsとキャリア教育の融合プログラム「学校ブックオフ」プロジェクトの授業実践校を全国の小中学校等を対象に募集している。3つのプログラムについて年間を通して申込可能。

教材・サービス 授業
「学校ブックオフ」プロジェクト 2021年度の実践のようす
  • 「学校ブックオフ」プロジェクト 2021年度の実践のようす
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  • 「学校ブックオフ」プロジェクトのプログラム内容
  • 教材データ・ツール一式を提供
 日本文化教育推進機構は、ブックオフグループホールディングスと共同で進める“SDGsとキャリア教育”の融合プログラム「学校ブックオフ」プロジェクトの授業実践校を全国の小中学校等を対象に募集している。3つのプログラムについて年間を通して申込可能。

 「学校ブックオフ」プロジェクトは、日本文化教育推進機構とブックオフが2021年4月にスタートした“SDGsとキャリア教育”の融合プログラム。ブックオフグループのリユース事業をカリキュラム化したもので、体験的で継続的な学びの機会を提供し、「楽しいリサイクル」を生活の中の「当たり前」にすることで、無理なくゴミを削減しモノが循環するサステナブルな社会のあり方を子供たちに伝える。2021年度は約2,000人の児童を対象に実践。実践校の100%が「次年度の実施も検討したい」と回答する等、好評を得たという。

 2022年度も全国の小学校・中学校・学童等を対象に、実践校を募集。小学校3年生以上対象の「マイバックを作ろう」、小学5年生以上対象の「本の価値って、どのくらい?」「学校にブックオフをつくろう!」の3つのプログラムの中から、学校の事情にあったものを希望の時数で実践することができる。

 「マイバックを作ろう」では、3Rについての理解を深めた後、「モノの寿命を伸ばそう!」をテーマに、家にある着なくなったTシャツをリメイクしてマイバック(エコバック)作りに挑戦。ゴミ処理、資源、環境問題に関連する「理科」「社会」等の単元での実践にもお勧めだという。

 「本の価値って、どのくらい?」では、子供たち自身が読まなくなった本の買取りと値付けについて考え、自力で査定した金額をブックオフのスタッフにオンライン上でプレゼン。その後、ブックオフスタッフが「正しい査定段階」と「査定方法」「本の扱い方」について、プロの技を伝授する。ブックオフが「値段がつけられない本」も無料で引き取り、「循環型社会への過渡期」を支えていること等を経験的に学ぶことができる。

 「学校にブックオフをつくろう!」では、実際に学校でブックオフを開店。「仕入れ」「広報」「営業」「経理」と、お店を開店するためにはどんな仕事が必要かを子供たちがグループごとに企画し、オリジナルの「ブックオフの店舗」を学校にて展開する。

 高学年向けのプログラムでは、双方向のオンライン授業でブックオフ店舗スタッフが授業活動をフォローアップ。活動中に子供たちが疑問に感じること、乗り越えたいこと、解決したいこと等を、オンラインを通して実際の店舗スタッフに聞くことができる。また、実践に必要な教材データ、指導案、ワークシート等の他、学校ブックオフ時に使用する仮想通貨「ブッカ」や店舗のぼり制作用のロゴデータ、オリジナルTシャツまで、教材・ツール一式をすべて提供。本が足りない場合はブックオフより寄贈することもできるという。

 申込みや問合せは、日本文化教育推進機構のWebサイトにて年間を通して受け付ける。

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《畑山望》

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