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公立校の休校0.1%、一部閉鎖1.6%…幼稚園はやや増加傾向

 文部科学省は2022年6月30日、新型コロナウイルス感染症の影響による公立学校臨時休業状況調査の結果を発表した。6月13日時点で、公立学校の臨時休校は0.1%と前回5月9日に行った調査と同じ。学年閉鎖と学級閉鎖は1.6%と0.1ポイント減少した。

教育行政 文部科学省
公立学校臨時休業状況調査の結果について
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  • 公立学校の臨時休業状況の推移
 文部科学省は2022年6月30日、新型コロナウイルス感染症の影響による公立学校臨時休業状況調査の結果を発表した。6月13日時点で、公立学校の臨時休校は0.1%と前回5月9日に行った調査と同じ。学年閉鎖と学級閉鎖は1.6%と0.1ポイント減少した。

 文部科学省は、公立の幼稚園と小学校、中学校、高等学校、特別支援学校における「特定の学年・学級の臨時休業を行っている学校」「学校全体の臨時休業を行っている学校」について、定期的に調査を実施。今回は、2022年度(令和4年度)第3回となる6月13日時点の状況を集計したもの。

 学年・学級閉鎖(特定の学年・学級の臨時休業)を行っている学校は、幼稚園が17校(0.6%)、小学校が405校(2.2%)、中学校が95校(1.1%)、高等学校が32校(0.9%)、特別支援学校が23校(2.0%)。全体では572校(1.6%)と、前回調査時(5月9日時点)より13校(0.1ポイント)減少した。学校種別ごとにみてみると、幼稚園・小学校・特別支援学校がやや増加した一方で、中学校と高等学校では減少した。

 臨時休校(学校全体の臨時休業)を行っている学校は、幼稚園が6校(0.2%)、小学校が26校(0.1%)、中学校が10校(0.1%)、高等学校が1校(0.03%)、特別支援学校が1校(0.1%)。全体では44校と前回調査時より17校増加したが、全体の割合としては0.1%で変わらず。

 都道府県別でみると、学年・学級閉鎖を行っている学校の割合が5%を超えたのは、熊本県6.7%(40校)と沖縄県5.1%(30校)の2県。一方、学年・学級閉鎖を行っている学校が0校だったのは栃木県だけだった。臨時休校を行っているのは、鳥取県1.9%(4校)がもっとも多く、その他の都道府県では1%未満となっている。

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