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AI教材「atama+」累積解答数が3億件を突破

 atama plusは、AI教材「atama+(アタマプラス)」の累積解答数が3億件を突破して、1年半で3倍以上になったことを発表した。同教材を導入する塾や予備校の数は2022年3月31日時点で3,000教室を突破。学習データから教材コンテンツを改善して、個別最適な学習を実現する。

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AI教材「atama+」の累積解答数が3億件を突破
  • AI教材「atama+」の累積解答数が3億件を突破
  • 教材コンテンツの改善

 atama plusは2022年4月27日、AI教材「atama+(アタマプラス)」の累積解答数が3億件を突破し、1年半で3倍以上になったことを発表した。同教材を導入する塾や予備校の数は、2022年3月31日時点で3,000教室を突破。学習データから教材コンテンツを改善して、個別最適な学習を実現する。

 atama plusは、教育をひとりひとりに最適化するAI教材「atama+は」を全国の塾・予備校を通じて小中高生に提供。個別最適な学習を実現するため、蓄積したさまざまな学習データを分析して教材コンテンツの改善・レコメンドの精度向上に取り組んでいる。

 講義動画や演習問題といった教材コンテンツの改善については、膨大な学習データに基づき「生徒がつまずきやすい単元(関連するひとまとまりの学習内容)」を特定して改善することを重ねていく。基準値よりも「繰り返し回数」が多いものや「習得にかかった時間」が長い傾向にある単元のコンテンツについて、教材の見直しを実施。原因を分析したうえで、講義動画や演習問題を改善したり、よりスモールステップで学べるように単元を分割したりすることで、ひとりひとりの理解度に最適化する。

 高校数学においては、2021年度に単元を分割する等の改善を積み重ねた結果、単元数は10.7%の増加となり、1時間あたりに習得する単元数は17.2%の増加となったことが確認できた。一定時間内で、前年度以前よりも多くの内容を身に付けることができたと考えられる。数学のみならず、英語・理科・社会といったatama+の全教科・科目における教材コンテンツでこのような改善に取り組んでいる。
 
 学習データに基づいてatama+の改善が、同教材で学習した生徒の学力向上につながっていることも判明。導入塾の協力のもと、中学生を対象に、数学・英語の定期テストでの点数の伸び率を調査したところ、中2数学で64点から95点の31点アップで1.48倍(1学期の中間と期末を比較)、中2英語で64点から92点の28点アップで1.43倍(2学期の中間と期末を比較)のように大幅に向上している事例がみられた。

《増田有紀》

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