SchoolTech事業を展開するClassiは2022年4月1日、公立小中学校の先生と保護者間のコミュニケーションをオンラインで一元管理できる保護者向け連絡サービス「tetoru(テトル)」の正式リリースを発表した。利用は無料。 Classiは、保護者のコミュニケーションのペーパーレス化を通じた校務効率化を支援するSchoolTech「Classi」を全国の高校および中高一貫校に提供する等、学校(School)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた「SchoolTech」を推進。2022年4月から保護者向け連絡サービス「tetoru(テトル)」を提供開始し、公立小中学校の先生と保護者間のコミュニケーションをオンラインで円滑に行いICT化を支援する。 Classiが2021年10月~11月にかけて調査した「公立小中学校における保護者連絡用デジタルツール導入状況」によると、全国自治体の94%が管轄している学校全体または一部において、ICTツール導入の経験があることがわかっている。同時に「費用負担がネックとなっている」「無料ツールの場合、広告が表示されてしまう」「システムから添付資料を送れない」といった運用面の課題もあった。 「tetoru」は教育現場という環境を重視し、広告は一切表示しない他、ファイル添付送信機能を標準搭載する等、運用面の課題に対応。印刷・配布業務等の先生負担を減らしながら、視覚的な情報共有も可能にする。また、あらゆる教育機関で活用できるよう運用コストを最小限に抑え、欠席連絡等のベーシックな機能は無料提供する。これにより、各校の予算が異なる場合も、自治体で一括導入することが可能となる。 「tetoru」は2022年2月より先行リリースを開始し、3月時点で公立小中学校32校に導入。新年度となる4月以降は、さらに50校以上の導入が決定している。今後は、EDUCOMが全国に展開している小中学校の統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」とデータ連携予定で、2022年度中に児童生徒の名簿情報との連携機能、2023年度以降には保健情報とのデータ連携やアンケート機能、成績・学習成果物・配布プリント等の共有機能を実装する予定。