キャスタリアは2021年4月7日、これまで実証研究として上越教育大学や一部の教育機関に提供していた教育向けチャットサービス「Educhat(エデュチャット)」を、自治体や教育委員会、学校法人などに向けて正式に提供開始。教育機関は無料で利用できる。 「Educhat」は、米国Mattemost社が開発するチャットサービス「Mattemost」をベースとし、日本の教育市場向けに改良を重ねた校務支援サービス。今まで紙で行っていた事務作業をデジタル化することで、教職員同士の情報共有を容易にする。 ボット機能では、コウムというキャラクターにメッセージを送ることで、デジタル出席簿や通知表作成システムなど便利な機能を呼び出すことが可能。また、スケジュールに合わせて作業予定などを設定し、自分や相手に指定することで時間になるとリマインドもしてくれる。 また、単語検索に対応しているため、キーワードを入力するだけで、過去の必要な情報にすぐに辿りつくことができる。さらに、LINEのようにグループを作成することで、教職員間の事務的連絡が簡単になり、学年や教科、担当などによってグループを細かく分けることで必要な内容を特定の教職員と共有することができる。自治体単位で利用すると学校間や教育委員会とのやりとりも簡単に行える。 Educhatに申し込むことで、校務自動化サービス「Educhat RPA」も自動的に申し込まれる。成績管理と通知表作成をデジタルで自動連携させて通知表を作成することや、生徒の体調と出席簿、成績などを自動連携して生徒の状態を包括的に管理することなどが可能。現在ベータ版を提供しており、順次サービス内容を拡充予定。 Educhatは教育機関向けに無料プランを用意している。利用方法など詳細について説明を希望する場合は、オンラインで説明を行う。問合せは、Webサイトにて受け付けている。