すららネットは2022年3月1日、「すらら」「すららドリル」「ピタドリ」の高校生版に、古文・漢文を追加し、理科・社会(ドリルのみ)を新たにリリースした。漢文句法、古文・漢文読解については、2022年夏ごろまでに順次提供する予定。 すららネットは、EdTechスタートアップ企業として2017年に東証マザーズに上場。アダプティブな対話式ICT教材を、約2,500校の公立学校、有名私立中高、大手塾等に提供し、利用する生徒は40万人を超えた。 すららネットが提供する「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会の5教科を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、ひとりひとりの理解度にあわせて進めることができるアダプティブなeラーニング教材。「ピタドリ」「すららドリル」は「すらら」の姉妹サービスになる。 今回リリースした「高校古文・漢文」は、基礎となる文法・句法をスモールステップで確実に理解することを重視。そのうえで、文法・句法の知識を読解の中で生かせるよう、段階的に練習していくカリキュラムとなってる。古文単語や古文常識等をゴロ合わせ等の無理な暗記に頼らず、本質的な面白さをアニメーション等を使って楽しみながら学習できる。また、文字の見やすさ、読みやすさにも配慮し、ユニバーサルデザインフォントを採用した。 「高校理科」は、抽象的な概念を理解することに重点を置き、最終的に暗記に頼らない力を習得することを目指している。たとえば化学分野では、ユーザーは画面上で手を動かしながら、実際の実験に近い体験ができ、解説を同時に聞くことで、リアルな発見や驚きを体感できる。また、従来の「すらら」と同様に、レクチャーを受けてからドリルを解くという流れで、知識ゼロの状態からでも体系的な学習をすることができる。 「高校社会」は、一問一答形式ドリルでの提供となる。大学入学共通テストで出題されるような、図版から読み取る問題や正誤問題、包括的な思考力を問う問題も取り入れ、大学受験対策にも対応。日常学習や定期テスト対策として活用することもできる。