エデュテクノロジーは2022年3月1日、これまで小中学校向けに展開していた教育効果を可視化するアンケート分析サービス「ICT×学びアンケート」に、高等学校版を新たに追加することを発表した。 「ICT×学びアンケート」は、現状把握と分析を「児童生徒のアンケート回答」「専門家による教育効果の測定分析」「レポート化」の3つのステップで、児童生徒の「思考力や表現力の変容」をデータとして可視化し、蓄積できるサービス。2021年6月に小中学校版をリリースして以降、兵庫県淡路市等、複数の教育委員会での導入実績がある。 実証実験として先行導入した自治体や教員からは、「教員も生徒も『どんな力を身につけようとしているのか』が明確になり、狙いを意識して学習に臨んだり授業を作ったりしやすい」「自分が狙いとしていた評価項目が上昇していることが分かり、自信につながった」という声が多数あがっているという。 アンケートは、アカデミックなバックグラウンドを持つ専門家と現役教員らが、新学習指導要領に沿ってアンケート項目を作成。思考力・表現力といった見えにくい能力を数値化できるので、学校での次年度の目標づくり、自治体での学校評価等、幅広くデータ活用することができる。 今回リリースした高等学校版は、2022年度から高等学校でも新学習指導要領が全面実施されることを受け、新たにアンケートを追加作成し、サービス提供を拡大したもの。新学習指導要領の「探究の時間」の教育効果を測定し簡単な操作で可視化することもできる。 「ICT×学びアンケート」は、コンサルティングパッケージと3つの研修を受講できる研修パッケージを用意。詳細は、エデュテクノロジーWebサイトで確認することができる。
