EDUCOMは2023年3月28日、統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」のクラウド版の新サービス「C4thクラウドスタンダード」「C4thクラウドプレミアム」をリリースすると発表した。スタンダードの価格は1校あたり3万8,500円(税込)。
EDUCOMはこれまで500以上の自治体、約1万校の小中学校に対し、おもに閉域網で利用可能な統合型校務支援システム「C4th」を提供してきた。今回リリースする「C4thクラウドスタンダード」「C4thクラウドプレミアム」は、学校現場のリアルな要望を反映させてきた「C4th」の機能と帳票を、インターネットエリアから直接利用できるクラウド型サービスの製品。
セキュリティ面に関しては、外部からC4thクラウドへの不正なアクセスを防御する仕組みを提供。各自治体が用意する端末のセキュリティとの併用で、文部科学省が提示する「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に沿った環境作りが可能だという。
「C4thクラウドスタンダード」の価格は、1校あたり3万8,500円(税込)。初期費用は不要。利用機能には児童生徒管理、保健管理、グループウェア・校務、ダッシュボードの機能が備わっており、今後拡張も検討予定。
「C4thクラウドスタンダード」で提供する各帳票は、文部科学省が提示する参考様式を中心としたもので、個別カスタマイズは不可。また、学習指導要領改訂等、国の指針に対応し、無償でバージョンアップを実施。電話によるヘルプデスク対応、導入時の研修会や運用の支援についても相談できる。
「C4thクラウドプレミアム」は問合せフォームで相談もしくはEDUCOMの担当者に相談すると、自治体のニーズにあわせて提案してもらえる。機能は「C4thクラウドスタンダード」に加え、自治体のニーズに応じた機能の追加が可能。帳票については、これまで通り自治体ごとの帳票にカスタマイズできる。専用データベースを用意して提供するため、地域特性にあわせた柔軟な対応が可能となる予定。
◆C4thクラウドスタンダード
価格:1校あたり38,500円(税込)
◆C4thクラウドプレミアム
価格:自治体のニーズにあわせた提案価格
※問合せフォームまたはEDUCOMの担当者に相談する