教育業界ニュース

MetaMoJi、教育AI搭載学習ソフトを2027年3月提供

 MetaMoJiは、次期学習指導要領を見据えた文教事業戦略として教育AI「SHUUSAI(シュウサイ)」を開発した。一部機能を標準搭載した学習支援サービス「MetaMoJi ClassRoom 3」を2027年3月より提供開始する。2027年3月に小学校向けドリル学習ソフト「メタモジドリル」も発売する

教材・サービス 授業
「MetaMoJi ClassRoom 3」に一部機能を標準搭載
  • 「MetaMoJi ClassRoom 3」に一部機能を標準搭載
  • AIチャット(壁打ち)
  • ルーブリック機能

 MetaMoJiは、次期学習指導要領を見据えた文教事業戦略として教育AI「SHUUSAI(シュウサイ)」を開発した。一部機能を標準搭載した学習支援サービス「MetaMoJi ClassRoom 3」を2027年3月より提供開始する。2027年3月に小学校向けドリル学習ソフト「メタモジドリル」も発売する。

 1人1台端末の普及を経て、教育現場は「整備」から「質の高い学びの実現(質的転換)」という新たなフェーズを迎えている。小学校での「情報の領域」や中学校での「情報・技術科」の新設をはじめ、全教科・全学年における情報活用能力の向上や、生成AIの活用を前提とした探究的思考力の育成が求められている。一方、学校現場では制度改革への対応や教科横断カリキュラムの設計負荷、校務の多忙化に伴い、教員が「子供と向き合う時間」の確保に課題を抱えている。

 同社はこうした課題を解決するため、従来の枠組みを超え、学びの全プロセスに伴走する包括的プラットフォームへの進化を目指す。その中核となるのが教育AI「SHUUSAI」である。教員の評価支援やノート確認作業などの負担を軽減して対面指導の時間を最大化すると同時に、児童・生徒に対して思考を促すアドバイスを行い、主体的な学びを後押しする。総務省・経産省の定める「AI事業者ガイドライン」に準拠し、さまざまな教育固有のリスクにも対応する予定だ。

 2027年3月には、要望の多かった4機能を優先して「MetaMoJi ClassRoom 3」に標準搭載する。(1)自ら問いを立て、思考を巡らせる対話型支援「AIチャット(壁打ち)」、(2)評価目標をAIで設定し探究学習や児童・生徒の自己調整を促進する「ルーブリック機能」、(3)多様な意見や思考を瞬時に分類・構造化する「グルーピング機能」、(4)蓄積された学習ログを分析し、ひとりひとりに応じた学びを提案する「アドバイス機能」である。

 2027年冬には単体製品として発売を予定する。校務文書作成や教務作業を支援する機能を大幅に追加し、他社製品との併用も考慮した。目的と最小限の条件を設定するだけで必要なコンテンツを作成できる。生徒の自己学習を多彩に支援し、生成されるコンテンツは生徒ひとりひとりの学習特性にあわせて提供されるため、個別最適学習の基盤として期待される。なお、2027年夏より希望校による大規模な実証校募集を予定しており、先行して評価版の先行試用校の募集も実施する。詳細はMetaMoJiのWebサイトで近日案内される。

 同月発売の「メタモジドリル(小学校用)」は、主要5教科(国語・算数・理科・社会・外国語)に準拠し、「情報ドリル」も提供する。2027年度中には「SHUUSAI」技術を活用した「AIドリル」に対応予定で、ヒントや解説の表示、問題の出し分け、最適な問題セットの個別生成を想定している。価格は1ライセンス年間4,800円で、自治体プランや「MetaMoJi ClassRoom」とのセット販売も用意する。発売後も「MetaMoJi ClassRoom 3」には漢字ドリルと計算ドリルを無償で搭載し続ける。

 「MetaMoJi ClassRoom 3」は、Chromebook、iPad、Windowsの混在環境で利用できる。1ノート・1アプリだけで一斉・個別・協働学習を切り替えられるほか、オンライン巡視や遠隔授業、遠隔合同授業、電子黒板・ホワイトボードアプリとしても活用できる。詳細は同製品のWebページに掲載されている。

《風巻塔子》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top