Panorama Data Insightsは2021年12月17日、AIや機械学習等のテクノロジー採用が世界のEdTech、スマート教室市場に大きな成長機会を与え、世界の教育技術とスマート教室市場の売上は2030年までに3,785億米ドルに達すると予測した。 また2021年から2030年までの予測期間中に年平均成長率(CAGR)16%で成長し、2030年には3,785億米ドルに達すると予測している。 Panorama Data Insightsのレポートによると、世界のEdTechとスマート教室市場が成長する機会として、COVID-19のパンデミックが、多くの学校で急速なデジタル化の進展とeラーニングソリューションを普及させたことをあげている。また世界中でオンライン教育を促進するための官民合同の取組みも増加している。 このレポートでは、世界のEdTechとスマート教室市場のハードウェア、教育システム、テクノロジー、エンドユース、地域で区別し分析。2020年の世界市場では、北米が優位に立っており、予測期間中、最大の収益シェアを占めると予測している。この地域では、学校が提供するオンラインコースが、世界のEdTechとスマート教室市場の成長に貢献している。 また2020年の世界市場で、EdTechとスマート教室市場のシェアがもっとも高かったのはアジア太平洋地域だった。この地域では、洗練された学習方法の力を見極めるためにEdTechソリューションが広く採用されていることや、eラーニングコンテンツの利用が拡大していることから、EdTechとスマート教室市場の需要が予測期間中に大幅に増加した。また、政府主導による官民パートナーシップが農村部や都市部で継続的に拡大し、世界のEdTechとスマート教室市場における成長に貢献している。ただしサイバー犯罪の増加はセキュリティとプライバシーへの懸念から、EdTechとスマートクラスルームの世界市場の成長を鈍化させる可能性があるとしている。 Panorama Data Insightsでは、これからも幅広い分野において、定性分析と定量分析を通じユニークで効果的なインサイトを創出し、クラス最高のリサーチサービスを提供するとしている。