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保育ICT補助金、実施率1位「広島県」53.85%

 2020年度に保育ICT補助金を実施した自治体の割合がもっとも高い都道府県は「広島県」53.85%であることが、保育テックサービスを提供する千が2021年11月5日に発表した調査結果より明らかになった。

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保育ICT補助金の自治体実施実績調査
  • 保育ICT補助金の自治体実施実績調査
  • 2020年度実績 保育ICT補助金の実施有無の調査結果
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 2020年度に保育ICT補助金を実施した自治体の割合がもっとも高い都道府県は「広島県」53.85%であることが、保育テックサービスを提供する千が2021年11月5日に発表した調査結果より明らかになった。

 保育ICT補助金の自治体実施実績調査は、私立園を有する全国の自治体1,441市区町村を対象に実施。厚生労働省が推進する「保育対策総合支援事業費補助金 保育所等におけるICT化推進等事業」の、2020年度の交付実施実績を調べた。調査時期は、2020年3月~2021年10月。

 厚生労働省は「保育所等におけるICT化推進等事業」として、業務のICT化等を行うシステムや機器の導入にかかる費用について補助金を交付している。しかし、実施は各自治体に委ねられている。そこで、2020年度の補助金の交付実施実績を各自治体へ調査したところ、全国の実施率は20.7%だった。

 保育ICT補助金を実施した自治体の割合が高い都道府県は、1位「広島県」53.85%、2位「大阪府」46.38%、3位「福岡県」38.03%。一方、「京都府」が0%ともっとも低かった。

 自治体の実施率が「10%~19.9%」という都道府県の割合がもっとも多い。保育ICTを推進する制度はあるものの、実際に取り組むまで至っていない市区町村が多いことがわかった。
《工藤めぐみ》

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