小・中学校の在学者数は過去最少、幼保連携型認定こども園・義務教育学校・特別支援学校の在学者数は過去最多となったことが、文部科学省が2020年8月25日に発表した令和2年度(2020年度)学校基本調査(速報)結果の概要より明らかになった。 学校基本調査は、学校教育行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、1948年度より文部科学省が毎年実施している。調査対象は、幼稚園、幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校および各種学校並びに市町村教育委員会。今回は、5月1日現在の結果を速報値として取りまとめたもの。 小学校の在学者数は630万1千人(前年度比6万8千人減)、中学校は321万1千人(同7千人減)で、いずれも過去最少。一方、幼保連携型認定こども園は75万8千人(同6万3千人増)、義務教育学校は5万人(同9千人増)、特別支援学校は14万5千人(同4百人増)で、いずれも過去最多となった。 大学全体の在学者数は291万6千人(同3千人減)で、うち学部が262万4千人(同1万5千人増)で過去最多。大学学部の女子学生は119万4千人(同1万人増)で過去最多、また学生全体に占める女子の割合は45.5%(同0.1ポイント増)で過去最高となった。