新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、茨城県つくば市および茨城県つくばみらい市は児童・生徒の保護者に対し、家庭で体温を計測して学校に報告するよう要請している。両自治体は6月8日より、「LEBER」を利用して体温・体調管理ができる「LEBER for School」を導入し、書類の記載や手渡しすることなく教育機関や学級管理の担当者へ家庭からデータを自動送信できる体制を整備。AGREEによると、つくば市・つくばみらい市でのアプリの登録率・実際の体温測定報告率ともに90%という結果が出ているという。
「LEBER for School」は検温結果の記録と簡単な体調の報告がセットになっており、入力結果は自動的に教育機関に送信される。毎朝アプリに検温を促すプッシュ通知が送られ、入力忘れを防止する。教育機関の教職員は、個人の体温・体調情報を紙で取りまとめる必要がなくなることに加え、管理する学級などの集団全体の傾向をグラフなどで把握することができる。
「LEBER for School」利用のために「LEBER」をインストールすれば、医師に家族の医療や健康に関する相談をすることも可能になる。茨城県との共同事業により、茨城県民は9月30日まで医療相談を無償で利用できるほか(通常120円~610円/回)、現在全国を対象に医療相談が無料となるキャンペーンを先着約4万回まで実施中だ。
《桑田あや》