kivotoysは2020年5月19日、コロナ禍で授業が行えない小中学校の現状を少しでも改善するため、スマホ対応オンライン授業サービス「Flying ClassRoom」の無償提供を開始したことを発表した。 「Flying ClassRoom」は、通信量を抑えたスマートフォン対応のオンライン授業が必要という考えから、最低限の機能と導入のハードルの低さ、各クラスでの授業進行をイメージしたUI設計などを考慮して開発された。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、授業が受けられない状況が長期化していることを受け、各教育機関に有効に活用してもらうため、当面、無償提供するという。 クラス名と先生名を入力すると先生用と生徒用のURLが発行され、生徒用のURLをメールなどで生徒に配信し、日時を決めて授業を開始することができる。画面には板書用の黒板欄とコミュニケーション用の会話欄などを用意。先生からの質問はテキストのみ、フリー回答、選択肢回答の3種類を用意しており、用途にあわせて質問の種類を選んで生徒に質問することができる。 生徒は黒板の板書と、先生からの質問に答える形で授業を受けることができる。フリー発言機能により、先生は生徒の状況(わからない、質問があるなど)にあわせて授業を進行することができる。小中学校のオンライン授業での利用のほか、ZoomやYouTubeなどの動画配信、対面のセミナーや講義、授業の補助ツールとしても利用できる。 トライアル版と通常版があり、トライアル版は先生用のログイン、アカウントの作成が不要で、クラス登録後30分間利用できる。通常版は先生用のログイン、アカウントの作成が必要で、クラスの時間制限はなく、複数クラスの管理が可能になる。現在はベータ版のため、今後ユーザーの声を聞きながら使いやすくアップデートする予定。