教育業界ニュース
東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター(VRセンター)は2023年2月1日付で、「VR/メタバース実践」寄付研究部門を設置。メタバース空間の創出・運営にかかわる基礎研究と、社会実装に向けた課題の学際的研究を目的に、3年間の計画で活動を開始した。
先週(2023年1月30日~2月3日)公開された記事や報道発表から、教育業界の動向を振り返る。単位認定「インターンシップ」3万人減少、SSH中間評価、長崎西高校が最高評価、大学人気ランキング等のニュースがあった。また、2月10日以降に開催されるイベントを3件紹介する。
電気通信大学は2023年1月17日、4月から「デザイン思考・データサイエンス(D×2)」プログラムを新設することを発表した。2023年度は、情報理工学部I類(情報系)および大学院情報理工学研究科博士前期課程情報学専攻で学域15名、修士課程10名を募集する。
DeNA(ディー・エヌ・エー)は2023年1月26日、小学校向けプログラミング学習の無料アプリ「プログラミングゼミ」に複数端末を一括設定できる機能を追加し、ペアレンタルコントロールを強化したことを発表した。
教育芸術社は、ディレクションズ、コルグの協力を得て、おもに小学校3年生以上を対象とした音楽Webアプリケーション「カトカトーン」を開発。2023年4月より試験公開し、2024年4月から教育芸術社のWebサイトにて無料公開する。
個別指導塾「森塾」等の学習塾や教育コンテンツを展開するスプリックスは、新たに「情報I」に対応する対策教材の提供を開始すると発表した。2023年4月に定期テスト教材、9月に模試と仕上げ教材をリリースし、大学入学共通テスト対策と定期テスト対策の両方をカバーする。
文部科学省は2022年12月1日に行われた、第6回令和4年度「ICT活用教育アドバイザー事業」オンライン研修会の動画を、「小学校プログラミング 実践研修会実践事例等」としてWebサイトに公開した。研修会の講演や、実践事例紹介を見ることができる。
経済産業省「未来の教室」キャラバンが2022年12月26日、さいたま市大宮ソニックシティにて開催される。約20社のEdTech/教育サービスの体験・紹介や、STEAMライブラリーの模擬授業等が行われる。参加無料。事前申込制。
文部科学省は2022年12月19日、各都道府県の教育委員会等へ事務連絡「GIGAスクール構想に基づく1人1台端末環境下でのコンピュータ教室の在り方について」を出した。STEAM教育を推進するうえでも、ファブスペース等を整備し高機能化することも考えられるとしている。
札幌市教育委員会とセガは2022年12月16日、「札幌市立高校におけるデジタル人材育成に向けた連携協定」を締結した。セガの教材「ぷよぷよプログラミング」を活用し、プロ選手が講師を務める特別授業や、eスポーツ部でプロ選手によるコーチング等を行う。
江崎グリコは、楽しみながらプログラミングを学ぶことができる教材「GLICODE(グリコ―ド)」をより多くの教育現場で活用してもらうため、授業用教材のコンテンツパックを整備し、2022年12月16日からPCサイト上で無償提供することを発表した。
AIクラウドサービスを提供するAIロボティクスは2022年12月14日、教育・研究機関向けにノーコードで画像異常検知AIを開発できるクラウドサービス「ADFI(アドファイ)」の「アカデミックプラン」の提供を開始した。
WRO Japanは2022年12月11日、「第15回ロボットを活用したプログラミング教育シンポジウム」をオンライン開催する。ロボットやプログラミング関連の教育事例、手法等の発表と意見交換を実施。WRO2022ドイツ大会で金メダルを受賞したチームコーチの発表も予定されている。
経済産業省は2022年12月7日、「未来の教室」実証事業のテーマE「多様な個性・才能・創造性を開花させ育むサードプレイス」の公募において、追加採択した4事業者を発表した。採択事業者はあわせて9事業者となる。
文部科学省は2022年12月7日、Webサイト内の「高等学校情報に関する特設ページ」に新たに2本の動画を追加した。教科としての「情報」の魅力や、情報Iで学ぶプログラミングの魅力について伝えている。
文部科学省は2022年12月12日、自治体や教育委員会等の学校設置者を対象に、ICT活用教育アドバイザー事業の第7回オンライン研修会「まずはここから!簡単プログラミングでの問題解決~小学校と高校の間をつなぐ中学校技術分野のプログラミング教育~」を開催する。