ソフトバンクロボティクスは2023年12月7日、教育機関向け学習サービス「Pepper for Education」に、中高生向けの「生成AIリテラシー教材」を追加した。追加料金不要。
ChatGPTなど生成AIを活用した新たなサービスの開発や生産性を高めるような技術革新が急速に進む中、学校現場では生成AIなどの新しい技術を正しく理解し、子供たちが誤った情報を鵜呑みにしないよう適切に活用する能力が求められている。
ソフトバンクロボティクスは、メディアアーティストの落合陽一氏など、生成AIの分野の有識者が監修・協力のもと、「生成AIリテラシー教材」を開発、今回、教育機関向け学習サービス「Pepper for Education」において提供を開始した。
生成AIリテラシー教材は、生成AIの利用にあたっての基礎的な知識を身に付ける「理解編」(所要時間15分)と、 ChatGPT機能が搭載されたPepperのプログラミングツール 「Robo Blocks」を使い、実践的に生成AIの仕組みと活用方法を学ぶ「実践編」(授業数2~3コマ)で構成。それぞれ単独での利用もできる。
受講対象者は13歳以上。実践編で利用するRobo Blocks上でChatGPTを利用する場合は、OpenAI社の規定上、2023年12月7日時点、18歳未満は保護者の同意が必要となる。教材には、授業用スライド(投影用)、ワークシート(印刷配布用)、指導者用マニュアル(読み物)など、授業に必要なツールが全部セットになっている。
同教材は「Pepper for Education」を契約している既存・新規の教育機関に無料提供する。Pepper for Educationは、Pepperの貸し出しやSTREAM教育を実践する教材、研修・PBL導入支援(オプション)を提供する教育機関向けのサービス。費用・提供期間は、月額3万9,800円(税別)×12か月。