岩手県教育委員会は2025年12月5日、2027(令和9)年度公立学校教員採用候補者選考の概要版をWebサイトに掲載した。小・中学校230名程度(前年度比10名増)、高等学校と特別支援学校あわせて85名程度(同5名増)などを募集する。
2027年度岩手県公立学校教員採用候補者選考は、前年度の選考より「大学3年生通過者選考」を追加し、「一般選考」「大学3年生選考」「大学3年生通過者選考」「特別選考」を実施。小・中学校230名程度(前年度比10名増)、高等学校と特別支援学校で85名程度(同5名増)、養護教諭20名程度(同数)を募集する。
2026年4月上旬から4月下旬に受付を行い、第1次選考を7月11日に実施する。第1次選考について、「一般選考」と「大学3年生選考」は、教科等専門と教職専門の試験を行う。試験時間は教科等専門が90分(小・中学校のみ70分)、教職専門が50分。小・中学校の教科等専門の試験時間は前年度より短縮されている。また、「大学3年生通過者選考」は第1次選考免除、「特別選考」は書類選考となっている。
第2次選考は、「一般選考」と「大学3年生通過者選考」が8月中旬~9月中旬、「特別選考」は6月上旬に実施。選考結果の通知は9月下旬(特別選考は6月下旬)を予定している。なお、「大学3年生選考」第1次選考通過者の第2次選考は、2027年に行う。
選考区分について、「一般選考」では「一般選考A(岩手県現職教員)」の対象者を拡大。岩手県公立学校の現職教職員(県立学校の実習教諭含む)として1年以上の勤務経験(休職などの期間を除く)がある者は、「一般選考A」での出願が可能になる。また、「一般選考E(岩手県中学校臨時的任用教員)」が新設。岩手県の中学校の臨時的任用教員として、3年以上の勤務経験がある者(小学校教諭免許状保有者を除く)は「一般選考E」で出願ができる。いずれも、第1次試験の教職専門が免除となる。
また、「特別選考」では、「英語有資格者特別選考」を新設。中学校「英語」受験者で、実用英語技能検定準1級以上などの資格、高等学校「英語」受験者で実用英語技能検定1級以上などの資格を有する者は、「特別選考」での出願が可能となる。
2027年度岩手県公立学校教員採用候補者選考の概要は、岩手県のWebサイトに掲載されている。詳細は、2026年3月に公表される実施要項で確認すること。








