小中高校における「不登校」が年々増加する中、立命館大学は2025年11月21日から、3回にわたる無料オンライン講座を開始する。教育心理学・臨床教育学の専門家が「生物・心理・社会モデル」を用い、「不登校」の複合的要因に迫る。申込みは開講日2日前の午後11時59分まで。
教育現場で深刻化している「不登校」の増加をテーマに、立命館大学の大学院教職研究科教授である伊田勝憲氏が講師を務める公開講座「教育ってなんだろう? 不登校増加の背景と課題-『生物・心理・社会(BPS)モデル』で複合的な要因を読み解く(全3回)」が、ライブ配信形式で開講される。
開催日は、第1回が11月21日・第2回が12月19日・第3回が2026年1月23日、各回午後7時~午後8時半の開催。第1回「不登校等の統計を探る」では、文部科学省の年次調査などを通して近年の動向を分析。第2回「不登校とその前後のプロセス」では、リスク要因や当事者経験を踏まえ、BPSモデルの視点から時系列で要因を整理。第3回「共生社会時代の学校教育とは」では、長期欠席・多様な“居場所”の拡大を背景に、共生社会の文脈で学校教育のあり方を問い直す。
講師の伊田勝憲教授は、教育心理学、臨床教育学を専門分野に、学校心理士、滋賀県総合教育センター「小・中学校不登校に関するプロジェクト研究」トータルアドバイザー(2025年度)などを務める。研究テーマは、学習への自律的動機づけ形成とアイデンティティ発達。自らの不登校経験をもとに教職課程の講義や教職員研修に取り組む。おもな編著には「地域がつくる子どもの居場所(サードプレイス):不登校になっても孤立しないまちづくり」(晃洋書房)、共著には「中学・高校教師になるための教育心理学 第4版」(有斐閣)などがある。
受講料は無料、定員は先着1,000名。申込みは各回2日前の午後11時59分まで受け付ける。後日1週間の見逃し配信も行われる。
◆教育ってなんだろう? 不登校増加の背景と課題-「生物・心理・社会モデル」で複合的な要因を読み解く(全3回)
日程:第1回2025年11月21日(金)・第2回2025年12月19日(金)・第3回2026年1月23日(金)
時間:各回19:00~20:30※Q&A(質疑応答)含む
形式:オンライン(Zoomウェビナー/見逃し配信あり)
対象:誰でも参加可能
定員:1,000名(先着順)
受講料:無料
申込方法:立命館大学 学びのプラットフォーム MIRAI 内の専用フォームから申し込む
申込締切:各講義の2日前23:59まで
【見逃し配信期間】
第1回:2025年11月27日(木)9:00~2025年12月4日(木)24:00(深夜0時)
第2回:2025年12月24日(水)9:00~2025年12月31日(水)24:00(深夜0時)
第3回:2026年1月28日(水)9:00~2026年2月4日(水)24:00(深夜0時)








