堺市は2025年12月24日、2027年度（令和9年度）堺市立学校教員採用選考試験の試験制度の変更点および、2028年度（令和10年度）より第一次選考の共同実施に関する自治体協議会に参画し、共通問題配布方式による筆答試験を実施することを公表した。
2027年度堺市立学校教員採用選考試験の1次筆答試験は2026年6月13日に実施する。そのほかの全体の試験日程、選考区分、試験内容などは、2026年3月上旬に受験案内等とともに公表する。
2027年度堺市立学校教員採用選考試験のおもな変更点は3つ。まず、現在受験年度末59歳まで受験を可能としている年齢要件を、62歳まで引き上げる。定年の引上げにあわせて受験が可能な年齢を段階的に引き上げる予定。
また、小学校と幼稚園の教員免許状を有する方を対象に「小学校・幼稚園共通」を募集する。さらに、受験する中学校と同等の教科の高等学校教員免許状を有する人は、高等学校を第2志望とすることを可能とする。ただし、高等学校のみの志望や高等学校を第1志望とすることはできない。
堺市は、教員採用選考試験における第一次選考の共同実施に関する自治体協議会に参画し、2028年度（2027年度実施）堺市立学校教員採用選考試験から、共通問題配布方式による筆答試験を実施する。これにより、これまで1次と2次で分けて実施していた筆答試験を、同一日に1次試験として実施する。この共同実施に伴う1次筆答試験の実施日は2027年6月12日となる。あらたな試験制度となるため、受験を考える人は制度内容を確認するよう呼びかけている。
