さつきは、教育現場における電子黒板のAI活用を推進するAIアプリ「MIRAI FLOW」の提供を2025年9月30日より開始した。同アプリは、自社製電子黒板「ミライタッチ」上で利用可能であり、専用のアプリストアからダウンロードできる。
「MIRAI FLOW」は、Google Cloudの先進的なAIモデル「Gemini」を搭載しており、テキスト、画像、音声など多様な形式で入力された情報を統合的に処理することで、教育現場でのAI活用の可能性を広げる。
おもな機能としては、AIが多様な入力に柔軟に対応し、テキスト入力のみならず、画像や音声、先生が発した質問や電子黒板のカメラで撮影した写真などを取り込み、適切なテキスト回答を返すことで、授業のやり取りがよりスムーズになる。
加えて、思考を止めない2画面表示機能によって、画像やファイルとAIの回答を電子黒板上で同時に表示できる。画面の入れ替えやサイズ調整も自由に行え、比較し検討しながらの探究を支援する。
AIモデル「Gemini」による高度な対話を活用し、複雑な問いへの応答や創造的なアイデアの提案、文章の要約なども教育現場で利用可能となる。
GIGAスクール構想により、教育現場でのICT活用が進む中、「MIRAI FLOW」は、AIと対話を通じて子供たちの知的好奇心を引き出し、教員の授業準備の負担を軽減できる。なお、対応機種にはXシリーズ(M65CE3X / M75CE3X / M65CE3XD / M75CE3XD / M65CE3XE / M75CE3XE)やPシリーズ(M65PE3S / M75PE3S / M86PE3S)があり、別途カメラとマイクの準備が必要。
今後もさつきは、「MIRAI FLOW」を通じて多くの学校や教育機関への貢献を目指し、機能改善を進めていく。また、「ミライタッチ」は誰にとっても使いやすいインクルーシブ電子黒板であり、引き続きユーザーの声を反映しながら、さらなるICT環境の発展に貢献していくとしている。