千葉県は2025年10月14日、神田外語大学と外国人の活躍や多文化共生に関する協定を締結した。同大の学生を外国人児童生徒等教育相談員に登録し、教育現場へ派遣するほか、「災害時外国人支援 学生インフルエンサー養成講座」の開催など、地域の課題解決や活性化に向けて取り組む。
神田外語大学は、千葉県千葉市に所在する私立大学で、語学と国際教養を重視した教育を展開。千葉県とはこれまでも県内の外国人児童生徒の教育など、さまざまな分野で協力関係にあった。
今回両者は、増加する外国人住民との共生実現に向けて「教育」「市町村の課題」「防災」などの分野で協力。地域の課題解決や活性化を目的にさまざまな事業に取り組む。
具体的には、災害時における外国人への情報発信強化を目指す「災害時外国人支援 学生インフルエンサー養成講座」の開催や、増加する外国人住民の地域や市町村での共生推進の参考となる実態調査などを実施する。また、同大の学生に外国人児童生徒等教育相談員へ登録してもらい教育現場へ派遣するといった取組みも行う予定だという。
熊谷知事は、「これからも県内大学との連携を図り、地域の課題解決や活性化に取り組んでいきます」とSNSでコメントを寄せている。