北星学園大学および北星学園短期大学部と北海道行政書士会は、法務実務と学術研究を融合させ、学生教育の充実や地域社会への貢献を目的とした「相互連携・協力に関する協定」を締結した。北海道行政書士会が大学と連携協定を結ぶのは道内初となる。
北星学園大学および北星学園短期大学部と北海道行政書士会はこれまでにも、行政書士による講義や法務分野に関する学術交流を展開してきた。特に経済学部経済法学科の講義では、行政書士会の講師派遣を受け「自主交渉援助型調停」についての実践的な学びを提供してきた。
こうした協力関係をさらに発展させるため、両者はこのたび、相互連携・協力に関する協定を正式に締結。それに伴い5月19日に調印式を開催し、中村和彦学長と宮元仁会長が協定書を取り交わすこととなっている。
今後は協定を通じて実践的な法務教育の充実を図り、地域社会と連携した教育・研究の推進に取り組んでいく。また、行政書士を外部講師とした講義や行政書士と研究者の共同研究をはじめ、外国人相談会の通訳支援など、学生が実務経験を積む機会を提供していく。さらに、行政書士の専門性を生かした社会貢献活動を強化し、地域住民への法的支援にも寄与することを目指すという。