東京都が2024年度(令和6年度)に新規採用した条件付採用教員4,237人のうち、5.7%にあたる240人が1年以内に離職していることが2025年4月24日、東京都教育庁の発表で明らかとなった。240人中217人は自己都合による退職だという。
東京都が小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校、特別支援学校において2024年度に条件付採用した教員は4,237人。このうち、教員の条件付採用期間である1年間を待たずに240人が離職し、正式採用者数は3,997人となった。
正式採用とならなかった者の割合は、前年度比0.8ポイント増の5.7%で過去最高。内訳をみると、年度途中の自己都合退職者等が217人でもっとも多く、ついで正式採用「否」の者が22人、懲戒免職が1人となっている。
一方、2024年度に指導が不適切または指導に課題があるとされる「指導力不足等教員」として認定された者はなかった。